宿は、予想を上回る老朽ぶりであった。
正直、前に行った１泊５千円よりはいいだろうと思っていたが、同レベルだ。
古い。
とにかく古い。
そしてあの時同様、増改築を繰り返した宿のようで、部屋までが迷路であった。
冷え切った廊下を歩くと、ガコッガコッという音がする。
ドアが小さく、取っ手がとても低い位置にある。
開け閉めする時に重く抵抗があり、ギシッと音を立てる。
バストイレなしかぁEE:AEB64夜中にトイレ行きたくなったらどうしましょ。
鍵は丸い小さなボタンを押しながらねじる、昔のヤツ。若い人は見たこともないんじゃないか？
食事は入れ替え制とのことで、早い方の１７時半からに。
風呂に入ったら、その間にたまった充電でスマホゲームの続きをやり、食事に。
宿については後日詳しく情報として載せる。なので食事を含む画像などはその時に。
で、「エサ」など揶揄されていた食べ放題だが、そんなに悪くなかったぞ。
まぁ普通だ、良くある安い食べ放題の内容を思い浮かべて貰えれば、そのままである。
ただ種類が多いので、それなりに楽しめた。
お酒も日本酒を始め、多彩なラインナップで良かった。
でもね、
食べ過ぎて苦しくなったよEE:AEB64
毎度これだ。
もう苦しくて苦しくて、な～～～～んにもやる気がしない。
部屋に戻ったら布団に引っくり返ってまたゲームをやり、そのまま４時間近く、ウトウトしていた。
「こんなんじゃいけない。」
やっとそう言って、１１時頃に嫌々スパークリングワインの栓を開けた。
体調を崩したダンナは私以上に酒も進まず、やがて寝てしまった。
残された私はまたスマホゲームをやり、薬の効果で眠くなったところで寝ることにした。
トイレに行きたくなったが、時間は深夜１２時前。
しかしこれも安定剤の効果か、さほど恐怖を感じずにひとりで行くことができたのだ。
精神安定剤は、恐怖心をもやっつけてくれるらしい。
そして、寝た。
何もしなかった。
スマホゲームと食べ過ぎで終わった夜である。
