人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

郷土博物館の底力

国分寺にライブ。

東大和の福祉祭。

そして歩きたい。

これが昨日の希望であった。

なので東大和のプラネタリウムに行ってからお祭り、そこから国分寺まで歩くことにしたのであった。

あいにくの雨だ。

傘で手が塞がるのが煩わしいが、雨自体はさほど歩く障害にはならなかった。

やはり敵は今のところ、「風」である。

東大和のプラネタリウムは、以前行った台場の科学未来館で見損なったなんちゃらいう凄い機械の兄弟分が常設されたとのこと。

それを聞いたのは去年の春だ。

ここにちょいちょいコメントをくれてた「をやぢさん」からの情報だが、彼は今どうしているのだろうか。

コメントも途絶え、ブログの更新も滞っている模様。

プラネタリウムは、東大和の郷土博物館にある。

天気が悪いこともあっただろうが、ほとんど人はおらず、閑散としていた。

そもそも「郷土博物館」などというものに、人を惹きつける要素は少ない。

地味な上にネタも限られ、鮮度もすぐに落ちるが、更新が見込めない。

そんな中、このプラネタリウムは貴重な存在になったことだろう。

それにしても、それにしてもだ(笑)静かである。

上映までは、1時間近く時間があったのだ。これは困った。

入り口には良く昔話などで薪を背負ってるあれ、なに?リュックみたいな(笑)

それが置いてあり、「背負ってみませんか?」と書かれていた。

暇だから背負ってみるかと持ち上げてみたら、重い。

なんともヘビーな娯楽だ。

図書室があるようなので、そこで時間をつぶすことにする。

その前にダンナはトイレへ。私は小部屋の椅子に座り、そこにある本棚を眺めた。

科学雑誌、野鳥、歴史。

堅い。

郷土博物館は重くて堅いのである。

それでも暇なので、中から「版画で見る日本の風景」という本を引っ張り出してきた。

こっ、これがっ!!

感動的な美しさだったのである。

関東大震災から第2次世界大戦前までの東京の風景。

独特な色使いに、繊細な描写。

いや~~、まさか自分がいつか版画に感動する日が来るとは思わなんだ。

どんなものも、見ないよりは見た方がいい。

プラネタリウムも感動的であった。

満天の星空。

リクライニングシート。

寝たわ(笑)

あれで寝ない人は、相当強靭な精神の持ち主である。

気がついたらスクリーンは、宇宙になっていた。

後半は小惑星探査機「はやぶさ」の話である。

全くもってどうでもいい話だ。引き続き寝るかとも思ったのだが、その時「はやぶさ」は着陸に失敗して満身創痍、再度の着陸を試みるところであった。

が、

頑張れ、はやぶさ!!

このストーリーははやぶさを擬人化しており、傷だらけのはやぶさがけなげに頑張っている姿が切ない。

無事に使命を果たした後もついに連絡が途絶え、絶望的かと思われたところの1ヵ月後の復活である。

そしてはやぶさは燃え尽きて、最後の使命を果たす。

泣けた(笑)

もうこれは、絶対におすすめの映画だ。

200円で見れるぞ。

前夜たっぷり寝てから行って欲しい。

そして郷土博物館を後にした。

次は福祉祭だ。

雨は相変わらず降り続けていた。