涼しいじゃないか。
雨も降ってないじゃないか。
続きをやろう。
庭へ出る。
今日のTGTはエニシダだ。悪いがもう君とは別れを決意した。
ハサミで切れる枝は切れるだけ切って、残った幹はまたいつか涼しい日にのこぎりで切り落としてやろう。
春先に一度軽く切ったにも関わらず、もう横を通り抜けられないほど伸びていた。
その割に私の切り方が悪かったのか、あれからほとんど花は咲かなかった。
花も咲かない枝が、ナイアガラの花火のように華麗に伸びているのである。
迷いはない。
しかしどこから手をつけていいやら。
剪定には「基本的なルール」があるのだろう。良く見ると以前切った切り口の周りから、細い枝がたくさん生えている。
それを見越して切るべきだったのだろう。何だか切る前よりも増えているみたいだし、細くて短いので一気にいけず面倒くさい。
かといっていきなり枝を落とせば、この小枝がゴッソリついてくるのである。やはりカサは減らしたい。
仕方なく、できるだけ長くて太めのものから切っていく。
気の長い話だ。時間をかけて、やっと下半身がスッキリしてくる。ちょっと羨ましい。
上の方は背伸びをしないと届かない。はぁ、これまた良く生えましたこと。
何か潜んでいそうで嫌な感じがしたが、昨日同様、辞書から「虫」を抹消。
どれっ、グイッ。引っ張ってパチン。ボヨンと戻る幹。
すると中から、
中から、
ハチが・・・EE:AEB64
幸いボンヤリしていたのか、お怒りの様子ではなかったので助かった。
これ、アシナガバチやんEE:AE482去年もおととしもここに来ていたヤツEE:AE482もはや毎年恒例か。
あぁ、どうしよう。てっぺんのボーボーの部分を、出たり入ったりしている。
あそこを切りたいのだが、これでは手も足も出ない。
というか、巣はどうなっているのか。こちらもボーボーで見えやしない。
気のせいか、一歩踏み込むと飛び出してくるようで、結局切った枝のゴミもそのまま逃げ帰ってしまったのだった。
駆除の方法は、去年色々調べた。
殺虫剤。
留守を狙って巣を落とす(←去年はこれ。)
共存。
こうなったら共存が一番ラクでセイフティなのかもしれない。
しかし、こうボーボーだと巣の様子が分からないのである。ハチシーズンの終わりが分からない。
そうこうして慎重に待っている間にも、エニシダの枝は成長することだろう。
どうせ毎年来るのなら、カモの親子にしてもらいたい。