「いや~~、オレさ、7時ごろP行ったんだよ。」
えっ??7時頃??
「そしたらぽ子ちゃんたちもう帰ったっていうからさぁ。」
そんなに早かったか。
日曜日はPでのイベントがあった。
ここのコメント欄やグルメ記事、バンド話などでも良く出てくる、スーパードラマーあっちゃん企画の「大感謝祭」であった。
開店前のPを使わせて頂いての昼からの企画、案の定、しこたま飲んだ。
何時だかもう時間の感覚はもうなかったが、見るとダンナがテーブルで撃沈していたので帰ることにしたのだった。
7時より早かったということか。
「なんかスゲー飲んだらしいじゃん、マスターから聞いたよEE:AE5BE」
電話はバンド仲間のスーさんであった。
まぁ飲み過ぎてというより、ダンナがもう潰れていたから帰っ・・・。
「タクシー乗り場までマスターが抱えてったんだってね(笑)」
ええっ!?そんな事になってた!?ぜ、全っ然記憶にありませんがEE:AEB64
ダンナがそこまで動かなくなるとは珍しい。
成人男性が脱力すれば、相当な「荷物」となるはずだ。見かねてマスターが助けてくれたのだろう。
しかし全く記憶にない。バスで帰ったとばかり思っていた。ダンナもビックリするだろうな。
私は早くこのことをダンナに教えたかった。
いつも人を酔っ払い呼ばわりして、いや、間違いはないが、あなたも同じ穴の狢ではないか。
こういう話を後から聞く恥ずかしさを味わうが良い。
「ThanksGivingDay」というあっちゃんの企画は、私の記憶では今回で4回目になる。
あっちゃんと関わる人たちをあっちゃんが招く感謝祭というコンセプトであった。
企画・運営は全てあっちゃんが担い、参加者ができるだけ多くステージに立てるよう、プログラムを考えてくれる。
私は主に企画モノで参加させていただいたが、アニソン、松田聖子など意外性のあるものばかりで楽しませてもらった。
しかし来年はどうなるのだろうか。
あっちゃんは仕事の関係で大分に帰ることになってしまった。なので今回の感謝祭は、どこかお別れ会のような雰囲気が拭えなかった。
このイベントで私は、多くの人と知り合った。
このイベントのみならず、あっちゃんを通じ私は多くのミュージシャンと出会い、世界を広げることができたと言っていいだろう。そしてその思いはみんな同じである。
実はあっちゃん、過去にも一度、大分に帰ったことがあった。
結局またすぐに東京に戻ってきたが、あの頃とはあっちゃんとの繋がりはもっともっと強く深くなっている。
あの頃はスーパードラマーあっちゃんは遠い世界の人であり、Pでセッションなどできればもう幸せという感じであった。
しかしその後、一緒にライブができる機会に何度も恵まれた。
去年はやはりあっちゃんの企画で、バンドツアーとして大分へ行くこともできた。
そして個人的な繋がりでは「あつさんぽ」と称したちょっとしたグルメ散歩。
たくさんの思い出、実績が積み重ねられていた。
これは私だけでなく、あっちゃんと繋がるみんなの思いであるはずだ。
「あっちゃんが大分に帰ると、多くのバンドが路頭に迷う」と言われるが、それほどにあっちゃんの東京における存在は、大きかったのである。
しかしあっちゃんを必要としている人は、大分にもいる。
生まれ育った大分で、やはり一緒に音楽活動をし、一緒に楽しい時間を紡いできた仲間がいるのである。東京が離さない訳にはいくまい。
あっちゃん、大分のみなさん、今までありがとうございました。
寂しくなるが、あっちゃんはたくさんの種をこの土地に蒔いていった。
みんなそれぞれ、それを大切に育てていくだろう。
プログラムが全て終わった後、参加したとあるグループの方が「一緒にやりませんか」と声をかけてくれた。
やはりこのThanksGivingで知り合ったグループで、実はずっとずっと憧れていた。夢のような話である。
この種を私も、大切に育てていきたい。
「ねーねー、昨日タクシーで帰って来たんだって。覚えてる??」
ダンナが帰ってくると、早速突っ込んでみる。
「・・・・・。そうだよ、大きい荷物があったからね、とてもバスじゃ・・・。」
「大きい荷物」のところを強調するダンナ。えっ?もしかして・・・。
「その荷物って・・・。どうもマスターが抱えてったと聞いてますが・・・。」
「マスターじゃなくて、イキさん!木村さんもついてきてくれたよ。」
「私たちふたりとも撃沈・・・、」
「な訳ないでしょ!俺は寝ても潰れませんから!!」
ガーン、どうりで記憶がないわけだ。
久しぶりにヘビーな二日酔いだ。
肺が痛い。あっ・・・、またやっちゃったのねEE:AEB64もう喫煙所には行きませんEE:AEB30
あっちゃんの大感謝祭。
でも、これが最後にはならないように思える。
いつかの次回がありますよう。
あっちゃん、お疲れ様でしたEE:AEACD