月曜日である。
ダンナが昨日休みをとっていたので、私達には月曜なのである。
休みが長いほど、飲んだ期間が長いほど、飲んだ量が多いほど、月曜はキツい。
キツさに負けてまた飲みたくなってしまったが、これではまるでアル中である。
ノロノロと年老いたロバのようにやっと動いていたが、何をやるにもいちいち時間がかかってしょうがない。
はぁ、と言っては座り、
「キツい」と呟いては座り、
座ってはボーッと遠くを見る。
時間がポロポロとこぼれていくのが辛く、よっこいしょ、とやっと立ち上がるロバ。
最悪じゃ、月曜。
月曜日に仕事に行かなくて済むようになった事が、どれだけ私を楽にしたか。
しかし、何とかならんもんか、これ。
ジャンジャン動けばいつものペースが戻るかも。
寝てしまえ。
ホタルイカの沖漬けを食べよう。
色々試したがどれも功を奏さず、4時過ぎにやっと買い物に出たのであった。
いい天気である。
一番暖かい時間帯は過ぎてしまったが、気持ちもキラキラしてくるようだ。
そうか、お日様の高いうちに、無理してでも外に出れば良いのである。
どうせ家でクサクサしているのなら、ちょっと外でリフレッシュする時間ぐらいあってもいいだろう。
出るまでが大変なのだが、この際パジャマの上に上着を着て出てもいいから、とにかく外に出ることである。
買い物では新しい種類のシャンプーとリンスを買い、半額の肉を2種類手に入れる事ができた。
買い物カゴがパンパンになりちょっとテンションが下がったが、家に帰ったらダーウィンが来ていたのですっかり元気になってしまった。
時々テレビをつけっぱなしで出るが、そのテレビでNHKの「ダーウィンが来た!」をやっていたのである。
「ダーウィンが来た!」は動物の生態を分かりやすく見せてくれる番組だ。
思えば先週も買い物から帰ったら、魚の話を放送していてやめられなくなったばかりである。
今日は「オオミミギツネ」という耳の大きなキツネの家族の話で、私が見た時には父親が敵から子供たちを必死で守っているところであった。
やっ、ヤバい、可哀相なところは見たくないのだが。
しかしナレーションの語りがとても柔らかく、「ヒゲじい」などという脱力系のキャラまで出てきたのだ、これは悪い流れにはならないと踏んで見た。
結局、親子は最後まで誰も死なずに(正確には私が見る前に一匹死んでいたが)、話は終わった。
可愛かった。
癒された。
実は彼らの生命力に涙まで出た。
それに比べてこの自分の非力はなんだ?
娘ぶー子を食べに来る輩がいないからと言って、緩み過ぎである。
まぁ明日から頑張る。
過ぎた事をクヨクヨしても仕方がないんだと、実はそんな事に気付いた今日なのであった。
調子がいいようだが、クヨクヨしてもいい事などなにもないのだ。
今日はもう終わりだ。
明日から頑張る。