人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

継続は力なり、適当でも力なり

正月が終わろうとしている。私は明日から出勤だ。

意図した訳ではないが、比較的まともな正月であった。

もしかして、酒に弱くなってきているのかもしれない。

そう、何もかも、酒が運命を握っているのだ。

思ったより飲めずに、つまらん正月であった。

正月には何もしたくないので、大晦日にたっぷり食べるものを調理しておいた。

おせち料理はあり得ないほど高いので、適当に安い食材でオードブルっぽいものを作り置きしておいたのだ。

予定だとお雑煮も作っておくはずだったのだが、これは間に合わなかった。

これを作っておけば、どんなに朝寝坊してもみんな勝手にやってくれるので、楽なのである。

なので、これが作れなかったのは痛い。

その上「今年は熊本風でいこう」などと余計な真似をしたため、翌朝の手間ったらなかった。

今年は娘ぶー子の彼氏がいたので、彼の田舎の雑煮を食わせたかったのだ。

ネットで調べたところ「昆布を水につけて一晩、翌朝その家の男が、その鍋に火をつけること」となっていたが、そんな事をしたら、二日酔いで雑煮を作ることになってしまう。

何が朝一番で男が、じゃ。作るのは私だ。

しかし、図らずもそのような運びになってしまったのだった。

昆布(ダシとは別に)、大根、里芋、スルメ、豆もやし、京菜(なかったので小松菜)、ごぼう、人参、鶏肉、そこに焼かないで煮た餅。

めんどくせ~~~!!EE:AEB64

我が家で毎年食べていた適当雑煮は、大根と人参と鶏肉に三つ葉だけである。

アホらしいが一応ダンナにコンロの火をつけさせ、ダシを取っている間に野菜を切る。

大鍋にたっぷりの雑煮が出来上がる。

起きてきたぶー子とリュウちゃんに「熊本風」と言って出したが、リュウちゃんは驚きもせず、当たり前のようにそれを食べた。

そうだった、これは熊本風、リュウちゃんとこで毎年食べていたものと大差はないのだ、驚く訳がない。

しくった、我が家の適当雑煮にしておけば、逆にサプライズになったのだ。

大量に作ったこの雑煮は、3日になってもまだ残っていた。

もう何度も「・・・これも悪くないけど、いつもの雑煮が食べたい。」とぶー子に言われている。

あんな適当雑煮でも我が家の味になっていたのかと思うと、感無量である。

そもそも私は雑煮が嫌いなため、どうでも良かったのだ、毎年。

これから毎年「雑煮・アラウンド日本」でもやるか、とダンナとは話していたのだが、やっぱり今後はいつものヤツでいこうEE:AEACD