人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

プレゼント

深夜12時1分に娘ぶー子がリビングに現れ、おめでとう、とカードを差し出した。

おお、もう私の中では終わっていたのだ、驚いた。

ダンナはもうソファで眠りこけており、私たちは音楽室に移動して吸って飲んだ。

月曜日を無駄にしたくなかったので、11時には寝るつもりだったのだが。

しかしまぁ年に一度だ、せっかくタバコくれるって言うし、めでたい席だ、こうなったらとことん飲んでしまえ。

起きれなかった・・・・・・・・。

ダンナもぶー子も朝になると各々勝手に出て行った。

意識はあるのだ、起きないと、と思うのだが、どうしても体が動かない。

典型的な月曜の朝である。

もうこんな朝は迎えないつもりでいたが、年に一度だ。

・・・本当に年一度で済むだろうか?

ところが、ダイに薬をあげなくてはならない事を思い出した。

ううっ、辛いのー。

もしかしてダンナがやってないだろうか。

枕もとの携帯でメールを送るが、寝起きで目がシブシブして絵文字が良く見えず、明らかに間違った表情のチョイスになっていたりしてこりゃいかん。

ただでさえ朝起きなかったのだ、オチャラケた絵文字は命取りである。

どうやら薬をあげるのは、私の仕事のようである。

ダイは落ち着いたが、今度は全く動かなくなってしまっていた。

薬はご飯に混ぜてみたが、関心を示さなかったので、喉に突っ込まなくてはならない。

ああ、また暴れるのかな、と気が重くなったが、すっかりボケ老人のようになってしまったダイは、呆気なくそれを飲み込んだ。

フー。終了。

今日の家事はこれひとつである。

どの部屋ももれなく散らかっていたが、全く何もする気になれなかった。

酒とタバコのせいで喉が痛い。

ったく、何が年に一度じゃ。この苦痛を忘れるんじゃないッEE:AE4E5

この散らかった状態のまま出勤すれば、仕事から帰ってからもこの状態のはずである。

このままではご飯を作るスペースも食べるスペースもないし、猫のトイレも臭いEE:AE4F4

しかしもう、ご飯を作る気もなくなっていたので、私はそのまま出勤した。

もう何も考えたくない。

これは私からの誕生日プレゼントである。

今日は何もしなくて良い。以上。

出かける時よりも重い気持ちで家に帰ってくると、様子が変わっていた。

ウンザリするほどの洗い物はなくなっており、鍋も洗われていた。

リビングのテーブルもダイニングのテーブルも、スッキリ片付いている。

これは・・・EE:AEB64ぶー子から金のかからないプレゼントであった。

あとはダンナが気の利いた酒でも買って帰ってくれれば完璧だが、あまり調子に乗るとバチがあたりそうなので、私の誕生日はもうこの辺にしておく。

ところでトップページの自己紹介が、40歳からいきなり42歳になってしまった。

面倒で去年は直さなかったのである。

正しくは今日で42歳。1968年生まれのサル年だ。

そろそろ大人の仲間入りをしたいと思う。