午前6時30分。
目は覚めていた。
もう週明けの朝を無駄にするような生活から足を洗いたかったのだ、私はこの頃早く寝ている。
ちゃんと目は覚めていた。
しかし、私は起きる事ができないでいた。
そこには、昨日逃げた現実が待っているからである。
起きてまずしなくてはならないことは、ダンナの朝食を作る事である。
そのためには昨日のうちにご飯を炊いておかなくてはならなかったのだが、分かっていてそれをしなかったのである。
とにかく早く寝たかったし、酔っ払いに米研ぎはツライのであるEE:AE4E6
朝になれば困る事になるのは分かっていたが、酔っていたため「さ~て、何にもないところから、一体ぽ子は何を作り出すのでしょうかEE:AE471」などと人ごとのように考え、とっとと寝てしまったのである。
何てことしてくれるんでぃ、昨日の私EE:AEB64
と言う事で、今朝のダンナの朝ご飯は、インスタントの豚骨ラーメンであった。
おかずは、ダンナが昨日の残りのローストビーフを探し出してきた。
ぶー子は火曜日は遅い日なので米を炊く猶予はあったが、彼女はトムヤムクンラーメンが好きだからそれでいいかと。
私は布団に戻り、「このままではまた寝てしまうなぁ。」と考えていた。
私の鋭い勘は当たったが、気を張っていたのですぐに目が覚めた。
このままだとまた寝てしまいそうだったので、私は超目が覚める仕事を思いついた。
草刈り。
ただの草刈りではない、空き地の草刈りである。
ここに引っ越してくる前に住んでいたところで、今は更地になっている。
ほったらかしなので夏になると雑草が生い茂ってしまうのだが、隣はクレーマーである。
よくぞクレーマーがここまで黙っていてくれたなぁという程になっているので、九州にチクられる前に刈ってしまいたかったのだ。
ぶー子が起きてくるまで1時間、それだけあれば結構きれいになるだろう。
空き地はすぐ近くだ、私は自転車をこいで、そこに向かった。
ボーボーEE:AEB64
もうどこから手をつけていいのか。
一応除草剤を撒いてはあったのだが、どこまで効果があったのだろうか。
私は大バサミを両手に持って、手当たり次第にバサバサ切っていった。
切っても切っても減っていかない。
一体どれ程の時間が経っただろうか。
キリがないからこの辺で、と家に向かったが、歩いてみたらフラフラである。
手はブルブル震え、自転車で坂道を上ることができなかった。
家に帰ってみたら、もう11時を回っていた。
ぶー子の姿はなく、私も出勤時間が迫っていた。
疲れたEE:AEB64
これから仕事とか、無理でねー!?
案の定仕事はキツかった。
週明けから頑張り過ぎだ。
B'zの「Love me、I love you」という曲に「たまにゃ海も山も人も褒めろよ」という部分があるが、たまにゃぽ子も褒めろよ~EE:AEB86
疲れた。
あちこち痛い。
明日からどうしようEE:AEB64