「忘れられた子供たち」から6年。
閉鎖されたスモーキーマウンテンから、パヤタス地区のゴミ集積場に移り住んだ人々を追う。
監督:四ノ宮浩
スモーキーマウンテンが閉鎖され、生活のために移動を余儀なくされた人々は、また別の場所でゴミを拾う生活を始める。
仕事はない。
彼らにはゴミを拾う以外に生きる術がないのである。
そんな時パヤタス地区のゴミ集積場で、豪雨による落盤事故起きた。
500世帯を飲み込む大事故で多くの人々が死んだが、そこを動く者はいない。
危険を承知しながらも、そこで生きるより他はないのである。
しかし政府はゴミの搬入を停止、彼らは生活の糧を失うのである・・・。
前回と何も変わってはいない状況である。
頼るものはゴミしかなく、病気が蔓延し、毎日のように子供が死んでいく。
そこへゴミが来なくなるのである、ますます生活環境は悪化する。
「いつも、病気にならないように祈ってる。私達は貧乏だから、病気になれないの。」と言う少女。
フィリピンでゴミ集積所から人がいなくなる日は来るのだろうか。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆
現代にこんな世界があることに驚き。前回同様、悲惨さが伝わり、今の自分の生活に感謝しないではいられない。