人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

神の子たち

「忘れられた子供たち」から6年。

閉鎖されたスモーキーマウンテンから、パヤタス地区のゴミ集積場に移り住んだ人々を追う。

                 

           

              監督:四ノ宮浩

スモーキーマウンテンが閉鎖され、生活のために移動を余儀なくされた人々は、また別の場所でゴミを拾う生活を始める。

仕事はない。

彼らにはゴミを拾う以外に生きる術がないのである。

そんな時パヤタス地区のゴミ集積場で、豪雨による落盤事故起きた。

500世帯を飲み込む大事故で多くの人々が死んだが、そこを動く者はいない。

危険を承知しながらも、そこで生きるより他はないのである。

しかし政府はゴミの搬入を停止、彼らは生活の糧を失うのである・・・。

前回と何も変わってはいない状況である。

頼るものはゴミしかなく、病気が蔓延し、毎日のように子供が死んでいく。

そこへゴミが来なくなるのである、ますます生活環境は悪化する。

「いつも、病気にならないように祈ってる。私達は貧乏だから、病気になれないの。」と言う少女。

フィリピンでゴミ集積所から人がいなくなる日は来るのだろうか。

ぽ子のオススメ度 ★★★★☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆

現代にこんな世界があることに驚き。前回同様、悲惨さが伝わり、今の自分の生活に感謝しないではいられない。