夏はダメだ。
もう決まった。
夏はダメである。
昨日はDVDを観たら、3時までひとりで飲んでおった。
どうも休日前は夜更かししないと損な気がして、こうして翌日をダメにしてしまうのだ。
二日酔いの予感は大いにしていたので、寝る前に頭痛薬を飲んでおいた。
ぽ子、よくやった。
お陰で寝起きは比較的にラクであった。
寝起きと言っても昼だ。
目が覚めてもあまりの暑さと二日酔いのかったるさで、なかなかベッドから出られなかった。
今日はどうするのかな?
「無理。歩けない。」
ギターのレッスンから帰ったダンナは怒った様にこう言った。
週末はウォーキング、と何となく決まっているのだが、この暑さだ。
「夏はどうなる?」と不安であったが、結論は出た。
「無理」なのである。
もっと色々歩きたいところがあったから残念だが、これでこの夏の週末のグータラ生活を手に入れたと思うとちょっと嬉しいのも事実であった。
早速だらしない週末が戻ってきた。
昼に定食屋で食事をすると帰りに買い物、家に着いたらベッドに直行だ。
さっき起きたがもう9時、つまり21時であった。
起きてみるとダンナはキッチンで晩ご飯を作っていて、娘ぶー子は部屋の片づけをしていた。
私ひとりが人間のクズである。
しかし二日酔いで体が重く、今さら何をする気にもならない。
今夜も飲んで終わるだろう。
つまりそれは明日もダメにしてしまうという事だ。
ところで買い物では、性懲りもなく猫のおもちゃを買ってしまった。
今回は千円もした。
私には「これで猫、大喜び」の自信があったのだが、ダンナがちょっと渋った。
カサカサとレジ袋の音が鳴る大き目の袋だ。
猫がバッグやレジ袋を好む習性を利用したのだろう。
小さな穴がいくつか開けられていてそこから指やおもちゃを入れてじゃらすこともできる。
家に着いてから寝るまでにやったたったひとつの事は、この袋を猫の前に出したことだ。
そして3匹の猫の誰もが、無関心であった。
穴から指を入れてじゃらせば入るが、そうなるとカサカサ音も袋である必要もないではないか。
つまり千円出して、ハズレだったのだ。
しかしガッカリするのはまだ早い。
猫用にチョロQも買った。
こちらも人力で猫の相手をしなくてはならないが、これは猫のおもちゃではなく人間のおもちゃとして立派に売られているのだから、人間も楽しめるに違いない。
ジェンガも買った。
夜はこれからだ。
「おきたら晩ご飯ができてたりして♪」が叶って嬉しい。