そこを自分の希望に何気なく修正するのだが、そんな中選ばれたのは久々のうえだ@志木だ。
行列だ。
とは言っても純粋な行列なのか??
ここはいわゆる「オペレーションの悪い店」でもあるので、昼時の行列は必至なのだ。
それでも思ったよりスルスル先に進んでいたのだが、店内に入ってから問題だった。
店の問題ではない。
客の問題だ。
その時食べていたのは、2人連れ1組と1人の3人だけであり、残りの6人は全て注文したものが出てくるのを待っていた。
だからこれは先が長そうだと思ったのだが、見たところ食べている3人は同じぐらいに食べ終わりそうだ。
こっちも3人だったのでそれは好都合だった。
この3人が食べ終わるのを待つ。
まずひとりが食べ終わり、「ごちそうさま。」と言って店を出た。
後はそのとなりの2人を待つだけである。
「もうすぐ空きますので、ちょっとお待ち下さいね。」元気の良い女性店主はそう言った。
私もそう思っていた。
ダンナも娘ぶー子も。
しかしだ。
遅いのだ、このカップルが。
男性はほっそりとしたメガネの真面目そうな外国人、女性はプリンセス天功の如きお嬢さま風、いずれも20代かと思われる。
食べるが遅いのは仕方がないから待てるが、果たしてそうなのか??
彼らはゆっくり歓談しながら、昼食を楽しんでいる様子だ。
男は麺を1本ずつ箸ですくい、口に入れては喋っている。
女は先に食べ終わったようだが、男の肩に手を回して甘えたりしている。
ランチタイムを楽しんでいるのだ。
男よ、生まれはどこだ?フランスか??
日本にも食事をゆっくり楽しむ習慣はなくはないが、ラーメン屋にそれはない。
それを教えない女も悪いが。
40分も待ってしまった。
行列店の40分なら長くもなかろうが、「このカップル待ち」が圧倒的に長かったのだ。
このKYぶりにやっと気付いた店主が、子連れのために空けてあるテーブル席に入れてくれた。
それでも彼らはカウンター席でいちゃコイていたが。
今回は「特濃魚介豚骨ラーメン」をハードで。
見るからにボリュームがあり、まず「おお!!」と感嘆の声が漏れる。
トッピングのゴージャスなこと。
のり2枚、大きな大きなメンマ、ブ厚いチャーシュー2枚に小ネギの緑と唐辛子の赤が映える。
「特濃」「ハード」の名に恥じぬ濃度だ。ドロドロである。
辛うじてスープだが、もう油そばのような絡みである。
動物性のコクと魚介の風味も絶妙で、グッとパンチのある味だ。
しかしここまでドロドロだと、ラーメンとは言いがたくもある。
「ライト」でも良かったか。
その強いスープをしっかり受けるコシの強い伸びやかな麺だ。
武骨@上野のような麺だ。
スープが麺に良く絡むので飽きることはないが、ここへ多彩なトッピングが楽しませてくれる。
厚切りのシャーシューが、脂の乗った味の濃いもので、ぽ子好みである。
かなりおいしいと思ったが、ちょっとドロドロがトゥーマッチだったかな?
次回は「ライト」で食べてみたいです。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:確かにハード(笑)「4」。
麺:コシがあっていい。「4」。
具:多彩でボリュームあり。「5」。
総評:「ハード」は好み次第ですね。「4」。
「特濃魚介豚骨ラーメン」 ハード