人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

酒飲んで、宿題やる

枕元で携帯が震えていた。

誰からだろう。

私は寝起きと酷い二日酔いのせいで混乱していた。

あれは上司グッティ氏からのメールだろう。

暇だから休んでいいというメールなのだ。

・・・な訳ねーだろってんで、二日酔いで仕事である。

昨日はちょっとした宿題ができたので、うちでさとちゃんと一緒にやることにしたのだった。

ねおむも猫を見たいとやってきた。

このメンツ。

「乾杯~EE:AEB85

さとちゃんはひとりでせっせと宿題に着手していた。

私は完全に飲みモードで、ねおむは猫達相手にムツゴロウさんと化していた。

しかし凄い。

抱っこ嫌い、臆病、シャイの3匹を、蹴られても引っかかれても果敢に抱きに行くそのねおむの勇姿。

私はこんなに猫に蹴られた人間を、過去に見たことがない。

勇者の称号を与えたい。

ねおむが先に帰るとますます「ただの飲み」に近づき、しまいにはネットゲームが始まる。

残業を終えてダンナが帰ってくる頃には、もう完全に出来上がっていた。

晩御飯にはシチューを一皿出しただけだ。

食べ終わると彼は何も言わずにポテトチップを持ってテレビの前に移動したが、やはり怒ったのだろうか。

ダンナが寝た時間は何時か分からない。

もう時間の感覚など、とうになくなっていた。

さとちゃんとダラダラ喋っていたが、翌日は仕事である。

私は午前中休めるからいいが、さとちゃんは社員なので朝から出勤である。

「_________________ 、寝ようか。」

問1:_________________ に当てはまる言葉を答えよ。

答え:

モンハンやってから

である。

つけっ放しだったゲーム画面に戻ると、抜けている間に仲間に呼ばれていた。

なので合流して一緒に回った。

さとちゃんなどしまいにはコントローラーを持ったまま寝ていたのに、「もう寝よう」と起こすとみんなに別れの挨拶をするためにチャットに入り、結局またそのままクエストに出発した。

もうすぐ4時だと言う事に気付き、やっと寝た。

ダンナはいつの間に出勤していた。

さとちゃんもシャワーを浴びてちゃんと出掛けていった。

私は昼ギリギリまで寝ていたが、果たしてメールは、通販ラーメンの宣伝であった。

なので仕方なくグッタリと出勤するのである。