この日をどんなに待った事か。
千葉、神奈川方面はさすがに遠いので、何かここまで来る用事がないと来れないのだ。
そんなの用事など、わざわざ作ってせいぜい年に1度だ。
今回は潮干狩りでこっちの方面に出たのだが、「潮干狩り=千葉=待望のラーメン」と即座に頭に浮かび、どこに行こうか考えた。
「マルバ」か「おんごろや」か、そして結局決まったのはこの「なりたけ」である。
当時(ずいぶん前になるが)「千葉随一のこってり店」という評判を聞き、ずっとずっと行きたいと思っていた。
あれから何年経ってしまっただろうか。
比較的大きな店だが、行列とまではいかなくても常に満席状態であった。
「ラーメン」を頼んだ。
「並んでいてもそれほど待たずにご案内できると思います」と書いてあった通り、ラーメンは結構早く出てきた。
どんぶり一面に真っ白な背脂。弁慶@浅草のような感じだ。
背脂の下のスープは案外あっさりとしていて、もうちょっとパンチが欲しいところか。
コクというかうまみが浅い気がする。
背脂の脂が溶け出していくのか、スープは次第にコテコテしてきて、まぁそのあたりはぽ子の好みではあるのだが、いかんせんベースが脂に負けてる感じで「脂ラーメン」的なスープに。
麺はとりたてて特徴のある麺ではないが、このコッテリをしっかり受けている麺だ。
個人的な好みだと、もうちょっと硬くて良かった。
ネギ、もやしはデフォルトでもたっぷり入っていて、これは有難かった。
もうとにかくアブラアブラで、正直後半キツくなってきたのだ。
卓上のこしょうを投入してリフレッシュを図るが、もはやこの脂の前にはなす術はない。
脂のまろやかさとこしょうの強さがケンカして、あまり合う感じでもなかったし。
全部食べられなかった・・・。ダンナに回す。
悪い事ばかり書いてしまったが、決してまずいラーメンではない。
ただ脂が相当な量なので、好きじゃないと食べられない味だ。
「もうブヨンブヨンのこってりラーメン食べたい!!」と言う人なら、期待に答えてくれるだろう。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:ベースがもうちょっと強いと良かった。
「3」。
麺:普通。「3」。
具:タップリのネギともやしが良かった。「4」。
総評:脂に負けた・・・。「3」。
「ラーメン」