人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

で、花見

やっぱりまともな記事を更新できなかった昨日であった。

今回のウォーキングの荷物。

そう、花見なのだ。

酒とつまみとでぎゅうぎゅうパンパンのリュックを背負って、3人で歩くのだ。

朝からガタガタ準備をしていたら「目が覚めちゃったよ・・・。」と娘ぶー子もついてきたのだ。

君には途中で購入するビールを背負ってもらおう。

新聞屋からもらったチケットがあったから、行き先は西武園だ。

あそこならトイレの心配もないし、うまくすればイスにテーブルもある。

まずはジョナサンでモーニングを食べて行く。

背中のリュックには弁当箱6つ分のつまみが入っているが、あれはあれ、これはこれだ。

私達家族の体型を想像していただきたい。

多分、それに近い状態だ。

モーニングにドリンクバーもセットになっていたので、ジュースで二日酔いを癒し、コーヒーで〆る。

あぁなんて贅沢。

私はカップを取り、コーヒーマシンに置き、カフェオレのボタンを押した。

ズガガガブシューとカフェオレが注がれる。

まるで失敗した発明品のようなその様子がおかしくて、ダンナとぶー子にもカフェオレをおすすめした。

2人は弾みながらコーヒーマシーンに向かったが、予想したような笑いが聞こえてこない。

フン、案外つまらないとでも思ったか。

ところがこれはエンディングのズガブシュがすごいのだ。

案の定、しばらくして聞き覚えのあるふたつの爆笑のハーモニーが聞こえてきた。

感無量。

私は微笑みながらカフェオレを啜る。

携帯に保存されている写メを見ながらのんびり過ごす。

古くなる程懐かしく、面白い。

私のデータフォルダに、ぶー子の元カレの写メが残っていた。

取っておいたと言うより、忘れていたということなのだが。

1枚1枚、ぶー子と携帯を覗き込みながら写メを繰っていくと、突然、今は「マコトくん♪」から「青井」に転落した彼の写メが現れたのだ。

爆笑し、ダンナにそれを見せる。

「マコトくんだよ~~、青井だよ~~!!」と言っているのだが、「・・・これ、マコトくん??本当に??」と顔をしかめている。

あなたも何度も会ったでしょ?もう忘れちゃったの??

「ずいぶん・・・その、足が短いというか・・・。」

ダンナが見た写メはこれであった。

ダンナに見せるときに、何かボタンを押してしまって、次に進んでしまったのだろう。

ぶー子の元カレではない。

こんな感じですっかりジョナサンでくつろいでしまった。

これから西武園まで歩くのだ。

何かもう、1日終わりそうなぐらいである。

「じゃ、行って来るから。」

そう行ってぶー子は私達と距離を置いて歩き出した。

「行って来る」と言うのは「音楽を聴きながら一人の世界に入る」と言うことを意味していて、「距離を置いて歩き出す」と言うのは、「大きなリュックを背負って歩いている私達が恥ずかしい」と言う事を意味している。

なので私はいつものようにダンナと並んで歩いていたが、気がついたら私とぶー子が入れ替わって、ダンナとぶー子が並んでお笑いネタの真似をしながら歩いていた。

いつもテレビの時間に私はブログの更新をしているので、私にはついていけないのだ。

ちなみにこの現象は花見中にも起こったが、私が無理して「ちょっと!ちょっとちょっと!!」とザ・たっちのフレーズを入れてみたら、ドン引きどころか気付いてももらえなかった。

西武園は、意外と近かった。

以前久米川からサイクリングロードを歩いたときにはキツかったが、今回は東村山までバスだったのだ。

西武園に着いて、いい場所にテーブルとイスをゲットしたが、座ってみると風が吹き付けてきた。

「風が強くて寒くなる」との予報だったが、ここで実感することになったのだ。

しかもマスクを取った途端に、今シーズン最悪と言ってもいいほどの花粉症の症状だ。

はだはづばでぃ、味がわからない。

風は冷たい。

「夜桜までここにいよう!」とぶー子ははしゃいでいたが、かなり厳しい状況だ。

酔うしかない。

鼻が詰まって味などしないが、どんどんワインを流し込むのだ。

つまみの鶏肉の甘酢あんかけ。

弁当の中身は全て惣菜だが、詰め込みすぎ。

表面は押されて、ピッチリと平らに均されている。引っ張り出すのに骨が折れた。

自分は買って詰めたから正体がわかるが、やはりダンナもぶー子も最後まで手をつけた形跡がない。

あまりの風に、ぶー子が「帰りたい」と言うまで、そう時間はかからなかった。

しかし彼女は「歩きたい」と言う。

来る途中、眺めのいい高台に出て、その景色に感動していたのだ。

いやぁでも、夜までここにいることを考えたら、もう帰れるだけマシである。

歩いて帰ろう。

ただし、飲みながら。

私とダンナは酒を片手に、帰り道を歩き出す。

さすがにワインボトルを片手に歩くのは勇気がいるので、容器を入れ替えて出発だ。

酔っ払って歩いたので、それ程苦ではなかった。

東村山からまたバスで帰ろうと思ったら、「私は歩くよ。」とぶー子。

じゃあ私達も歩こうか、と歩き出すと「じゃあバスで帰るからいいや。」と言う。

じゃあバスで帰ろう、と方向を変えると「やっぱり歩くわ。」とぶー子。

つまりもう一緒に歩きたくないということか。

しっかり歩いていたつもりが、そうでもなかったのか。

結局ぶー子は歩き、私達はバス停に向かったのだが、時刻表を見ると1時間待ちである。

だったら歩こうと歩き出したが、ここからがムチャクチャきつかった。

もうやだ~、歩けない~~(泣)と、ぽ子、幼児状態である。

歩数計によると、いつものウォーキングの倍、歩いていた。

帰りはバスに乗らなかったから、酔っているのに行きよりも歩いたのだ。

疲れた。

家に着いたらラーメン食べて寝た。

起きたらぶー子が帰っていて、ゲームをやっていた。

暇なのでボケ~ッと隣でそれを見ていたが、結構おもしろく、最終的にはダンナも加わって、静かに夜中の1時半まで成り行きを見守っていた。

長い1日だった。

これは「花見」と言うのだろうか??