やっぱりまともな記事を更新できなかった昨日であった。
今回のウォーキングの荷物。
そう、花見なのだ。
酒とつまみとでぎゅうぎゅうパンパンのリュックを背負って、3人で歩くのだ。
朝からガタガタ準備をしていたら「目が覚めちゃったよ・・・。」と娘ぶー子もついてきたのだ。
君には途中で購入するビールを背負ってもらおう。
新聞屋からもらったチケットがあったから、行き先は西武園だ。
あそこならトイレの心配もないし、うまくすればイスにテーブルもある。
まずはジョナサンでモーニングを食べて行く。
背中のリュックには弁当箱6つ分のつまみが入っているが、あれはあれ、これはこれだ。
私達家族の体型を想像していただきたい。
多分、それに近い状態だ。
モーニングにドリンクバーもセットになっていたので、ジュースで二日酔いを癒し、コーヒーで〆る。
あぁなんて贅沢。
私はカップを取り、コーヒーマシンに置き、カフェオレのボタンを押した。
ズガガガブシューとカフェオレが注がれる。
まるで失敗した発明品のようなその様子がおかしくて、ダンナとぶー子にもカフェオレをおすすめした。
2人は弾みながらコーヒーマシーンに向かったが、予想したような笑いが聞こえてこない。
フン、案外つまらないとでも思ったか。
ところがこれはエンディングのズガブシュがすごいのだ。
案の定、しばらくして聞き覚えのあるふたつの爆笑のハーモニーが聞こえてきた。
感無量。
私は微笑みながらカフェオレを啜る。
携帯に保存されている写メを見ながらのんびり過ごす。
古くなる程懐かしく、面白い。
私のデータフォルダに、ぶー子の元カレの写メが残っていた。
取っておいたと言うより、忘れていたということなのだが。
1枚1枚、ぶー子と携帯を覗き込みながら写メを繰っていくと、突然、今は「マコトくん♪」から「青井」に転落した彼の写メが現れたのだ。
爆笑し、ダンナにそれを見せる。
「マコトくんだよ~~、青井だよ~~!!」と言っているのだが、「・・・これ、マコトくん??本当に??」と顔をしかめている。
あなたも何度も会ったでしょ?もう忘れちゃったの??
「ずいぶん・・・その、足が短いというか・・・。」
ダンナが見た写メはこれであった。
ダンナに見せるときに、何かボタンを押してしまって、次に進んでしまったのだろう。
ぶー子の元カレではない。
こんな感じですっかりジョナサンでくつろいでしまった。
これから西武園まで歩くのだ。
何かもう、1日終わりそうなぐらいである。
「じゃ、行って来るから。」
そう行ってぶー子は私達と距離を置いて歩き出した。
「行って来る」と言うのは「音楽を聴きながら一人の世界に入る」と言うことを意味していて、「距離を置いて歩き出す」と言うのは、「大きなリュックを背負って歩いている私達が恥ずかしい」と言う事を意味している。
なので私はいつものようにダンナと並んで歩いていたが、気がついたら私とぶー子が入れ替わって、ダンナとぶー子が並んでお笑いネタの真似をしながら歩いていた。
いつもテレビの時間に私はブログの更新をしているので、私にはついていけないのだ。
ちなみにこの現象は花見中にも起こったが、私が無理して「ちょっと!ちょっとちょっと!!」とザ・たっちのフレーズを入れてみたら、ドン引きどころか気付いてももらえなかった。
西武園は、意外と近かった。
以前久米川からサイクリングロードを歩いたときにはキツかったが、今回は東村山までバスだったのだ。
西武園に着いて、いい場所にテーブルとイスをゲットしたが、座ってみると風が吹き付けてきた。
「風が強くて寒くなる」との予報だったが、ここで実感することになったのだ。
しかもマスクを取った途端に、今シーズン最悪と言ってもいいほどの花粉症の症状だ。
はだはづばでぃ、味がわからない。
風は冷たい。
「夜桜までここにいよう!」とぶー子ははしゃいでいたが、かなり厳しい状況だ。
酔うしかない。
鼻が詰まって味などしないが、どんどんワインを流し込むのだ。
つまみの鶏肉の甘酢あんかけ。
弁当の中身は全て惣菜だが、詰め込みすぎ。
表面は押されて、ピッチリと平らに均されている。引っ張り出すのに骨が折れた。
自分は買って詰めたから正体がわかるが、やはりダンナもぶー子も最後まで手をつけた形跡がない。
あまりの風に、ぶー子が「帰りたい」と言うまで、そう時間はかからなかった。
しかし彼女は「歩きたい」と言う。
来る途中、眺めのいい高台に出て、その景色に感動していたのだ。
いやぁでも、夜までここにいることを考えたら、もう帰れるだけマシである。
歩いて帰ろう。
ただし、飲みながら。
私とダンナは酒を片手に、帰り道を歩き出す。
さすがにワインボトルを片手に歩くのは勇気がいるので、容器を入れ替えて出発だ。
酔っ払って歩いたので、それ程苦ではなかった。
東村山からまたバスで帰ろうと思ったら、「私は歩くよ。」とぶー子。
じゃあ私達も歩こうか、と歩き出すと「じゃあバスで帰るからいいや。」と言う。
じゃあバスで帰ろう、と方向を変えると「やっぱり歩くわ。」とぶー子。
つまりもう一緒に歩きたくないということか。
しっかり歩いていたつもりが、そうでもなかったのか。
結局ぶー子は歩き、私達はバス停に向かったのだが、時刻表を見ると1時間待ちである。
だったら歩こうと歩き出したが、ここからがムチャクチャきつかった。
もうやだ~、歩けない~~(泣)と、ぽ子、幼児状態である。
歩数計によると、いつものウォーキングの倍、歩いていた。
帰りはバスに乗らなかったから、酔っているのに行きよりも歩いたのだ。
疲れた。
家に着いたらラーメン食べて寝た。
起きたらぶー子が帰っていて、ゲームをやっていた。
暇なのでボケ~ッと隣でそれを見ていたが、結構おもしろく、最終的にはダンナも加わって、静かに夜中の1時半まで成り行きを見守っていた。
長い1日だった。
これは「花見」と言うのだろうか??