人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

山へ行った

5時には起きれなかった(笑)

それでもまぁ何とか6時前に起きて7時前には出れた。

ダンナは時間通りに出発できないと運転がシューマッハーになるので恐ろしいのだ。

宿に着いたら、先に来ていた母から「孫(つまり娘ぶー子)が来る」と聞いていた宿の人が

「これ、良かったらどうぞ・・・。」とぶー子に差し出した。

ぶー子は高校生である。

夏休みに入り髪も一段と明るくしてギャル化粧のぶー子は、笑いを堪えながらも一見ありがたそうに受け取った。

横で見ていた私ももう指1本触れられたら爆笑だっただろう。

いくら何でも会ってわかりそうなもんだが。

ハイキングをした。母が好きなのだ。

前回、軽いコースをと頼んで教えてもらったところに行ったが

「ハイキング」ではなくて完全な「山登り」だった。

そうとは知らず、短パンTシャツにコンビニの袋のお茶持って入った私達は回りから浮いていた。

引き返そうかと何度も思ったけど、ゴールの頂上はすぐ先に見えるのだ。

結果、近いようで遠かった。

帰りはお茶の残りが乏しくなり「ひとくちずつ・・・。」「飲みすぎないように・・・。」

遭難者の如きだった。

そんなことがあったので今回は「絶対に簡単なコースで」と念を押した。

その甲斐あって短くてちょうどよいコースだったが、ただ・・・。

途中で割と近いところから「ガサガサッ!!!」と、木が倒れるような感じの音がした。

誰もいないのだ。

他に道もないのだ。

「熊・・・。」

何度も何度も書きますが、私はマイナス思考の小心者だ。

母もダンナもぶー子も「何だろうねー。」と言ったっきりで全然気にする様子はない。

もっと追求してくれ、ビビッてくれ、引き返そう、と願ったが

誰もわかってはくれなかった。

15分ほどで溜め池に着いた。

静かで綺麗なところだったけどもう帰ろうよ。熊がいるよ。

「この池の周りは1周できるのよ。」by母。返事も聞かずに歩き出した。

私は、下半身を熊にかじられたダンナ、ぶー子、母のそれぞれのバージョンを思い浮かべた。

これも何度も書いていますが、私は想像力にも自信がある。

もの凄く恐ろしくなった。

熊よ、食べるなら私から食べてくれ。

何だか楽しいんだか怖いんだかわかんないようなハイキングだった。皆気付いてないだろうけど。

私はナイーブなのだ。もっと丁寧に慎重に扱ってほしいものだ。

さて宿に戻りもう熊の心配もなくなると、夜の酒宴が楽しみになってくる。

しかし朝は忙しくてあまり考えてなかったが、持ち込んだ酒がワイン2本だったのだ。

足りないじゃないか。

でも心配には及ばなかった。

私もダンナも夕食をアホのように食べまくったので苦しくなり、

部屋に戻って布団に倒れこんだまま朝になってしまったのだ。

外泊恒例のゲーム大会を楽しみにしていたぶー子は、朝起きてみるともの凄い機嫌が悪かった。

今、ダンナがその埋め合わせをしている=ギタドラ対決中なり。

お互いに「アンタが下手だから曲の最後までたどりつけない」と責め合っている。

クリスマスメドレー演奏中の2人。

ダンナ「ちょっとリズムとんないでって、早いよ!あ、ちくしょうおかげで騙された!!こんな曲で・・・!!」本気モード。

ぶー子「うるさい、黙んな!!」

ダ「あー、走ってるしベースも下手!!」

  言いながらダンナ、ミストーン。

ぶ「ほれ、墓穴掘った。」

ダ「墓穴って!!」結構怒ってる。

ぶー子、弾きながら「暇だ。」

ダンナ「暇とか言うな!!」

ぶー子、歌いながらプレイ。

ダンナ「だからもう、歌わないっ!!」ミストーン。

ダンナ「このゲーム、おかしいよちょっと。」

・・・・・・。結局ダンナが一番下手なんじゃ・・・。

そんな感じで飲みながら昨日の分、遊んでいます。

明日休みだったらいいのになぁ。