人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

二日酔い、ナシ

11時に入店して、出たのは5時半。

7時までのフリータイムだったが、もう酒も歌もいい、ハラが減った、と店を後にしたのだった。

カラオケの限界を見た。

その後の記憶はほとんどなく、起きたのは9時半だ。

どえらい寝たって事になる。

その甲斐あって二日酔いも軽く、娘ぶー子の希望通り、ステーキレストランに行くこととなったのだった。

ラーメン、食っといて良かった。

覚えてないが。

しかし肝心なぶー子がいないのである。

できればサッサと食べて飲み始めたいのだが、ぶー子はいつ食べるつもりでいるのだろう?

遅くとも昼過ぎには食べないと、先の酒がそこで引っかかってしまう。

「昼には食べたいんだけど、いつ帰る?」

ダンナがメールをする。

どうせ寝てるだろう。

返事がなければ喜んでラーメン食べに行くのだが。

「今日はバイトが早めだから、昼に行くなら無理っぽい。」

しかし返事はすぐに来た。

無理っぽい。

OK、OK、じゃあラーメンに・・・。

「全く、何でぶー子の話はいつもこうなんだ?早めって何時なんだよ、早めって。だいたい早いとか遅いとか、ぶー子とは開きがあって、どの辺を指してるのか分かりゃしないっつーのEE:AE4E5

正直私はカレーかラーメンが食べたかったので深追いして欲しくなかったのだが、ダンナは追った。

そしてその返事を見て、ダンナはガックリ肩を落とした。

「4時EE:AE4E6バイトは4時からだってEE:AE4E6EE:AE4E6どこが早いんだよ、行けるじゃん!」

ダンナはさらにまた何かを送っていたが、その返事を見てさらに肩が落ちた。

「何時頃がいいの?って、昼だっつったじゃんEE:AE4E5

ぶー子はもうすぐハタチになるが、いまだにこのようにコミュニケーションが上手く取れない事がある。

レストランで料理を待っている間、私はハッと昨日の事を急に思い出した。

そうだっ!!

ラルクを歌うから、hydeを写メってとダンナに頼んだじゃないか。

ということは、携帯のデータフォルダにイケメンhydeが入っているはずである。

フォルダを開く。

おお!!

カラオケ画面、発見。

「あったあったEE:AE5AF」私はわざわざ声に出してから、その写真を開く。

・・・・・・・。

私は黙ってその写メをダンナとぶー子の方に向けた。

爆笑だ。

なんでこんなところに槙原が。よりによって槙原が。

正しくはコチラ。

ここのレストランは、カレーとスープとサラダが食べ放題である。

とは言ってもそんなに食べられもしないのだが、ぶー子はとにかくフルーツとデザートを良く食べる。

もの凄~く時間をかけて、何度もおかわりして、皿は積み重なっていく。

特にお気に入りはライチで、終盤はひたすらライチであった。

「これからライチでオーランド・ブルームを作ります。」と言って食べ始めたが、ハタから見ると、ただ食べてるだけに見える。

「ホントに作ってるの??」

「ホントホント。今ちょうど首のあたりにきたトコ。」

確かにライチの皮は、どんどん積み重なって高さを増してはいるが。

「どこがオーランド・ブルームなの?全然分かんないよ。」

「まだ途中だって!見てて。」

そう言って、ひたすらライチを食べるぶー子。

オーランド・ブルーム、完成。

確かに見えない事もない。

・・・な事はないッ。

ただのライチの食いカスやないけ!!

隣のテーブルに座っていた子供が「どんだけライチ食ってんだよ」と言っていた。

家に帰ったらDVDを観たが、案の定途中で眠くなって中断、今起きたところである。

風呂から上がったら、飲んでやろうと思う。

今日はゲームやりたいなぁー、と思っております。

DVDはまた今度。

ほじゃ、風呂入ってきます。