11時に入店して、出たのは5時半。
7時までのフリータイムだったが、もう酒も歌もいい、ハラが減った、と店を後にしたのだった。
カラオケの限界を見た。
その後の記憶はほとんどなく、起きたのは9時半だ。
どえらい寝たって事になる。
その甲斐あって二日酔いも軽く、娘ぶー子の希望通り、ステーキレストランに行くこととなったのだった。
ラーメン、食っといて良かった。
覚えてないが。
しかし肝心なぶー子がいないのである。
できればサッサと食べて飲み始めたいのだが、ぶー子はいつ食べるつもりでいるのだろう?
遅くとも昼過ぎには食べないと、先の酒がそこで引っかかってしまう。
「昼には食べたいんだけど、いつ帰る?」
ダンナがメールをする。
どうせ寝てるだろう。
返事がなければ喜んでラーメン食べに行くのだが。
「今日はバイトが早めだから、昼に行くなら無理っぽい。」
しかし返事はすぐに来た。
無理っぽい。
OK、OK、じゃあラーメンに・・・。
「全く、何でぶー子の話はいつもこうなんだ?早めって何時なんだよ、早めって。だいたい早いとか遅いとか、ぶー子とは開きがあって、どの辺を指してるのか分かりゃしないっつーのEE:AE4E5」
正直私はカレーかラーメンが食べたかったので深追いして欲しくなかったのだが、ダンナは追った。
そしてその返事を見て、ダンナはガックリ肩を落とした。
「4時EE:AE4E6バイトは4時からだってEE:AE4E6EE:AE4E6どこが早いんだよ、行けるじゃん!」
ダンナはさらにまた何かを送っていたが、その返事を見てさらに肩が落ちた。
「何時頃がいいの?って、昼だっつったじゃんEE:AE4E5」
ぶー子はもうすぐハタチになるが、いまだにこのようにコミュニケーションが上手く取れない事がある。
レストランで料理を待っている間、私はハッと昨日の事を急に思い出した。
そうだっ!!
ラルクを歌うから、hydeを写メってとダンナに頼んだじゃないか。
ということは、携帯のデータフォルダにイケメンhydeが入っているはずである。
フォルダを開く。
おお!!
カラオケ画面、発見。
「あったあったEE:AE5AF」私はわざわざ声に出してから、その写真を開く。
・・・・・・・。
私は黙ってその写メをダンナとぶー子の方に向けた。
爆笑だ。
なんでこんなところに槙原が。よりによって槙原が。
正しくはコチラ。
ここのレストランは、カレーとスープとサラダが食べ放題である。
とは言ってもそんなに食べられもしないのだが、ぶー子はとにかくフルーツとデザートを良く食べる。
もの凄~く時間をかけて、何度もおかわりして、皿は積み重なっていく。
特にお気に入りはライチで、終盤はひたすらライチであった。
「これからライチでオーランド・ブルームを作ります。」と言って食べ始めたが、ハタから見ると、ただ食べてるだけに見える。
「ホントに作ってるの??」
「ホントホント。今ちょうど首のあたりにきたトコ。」
確かにライチの皮は、どんどん積み重なって高さを増してはいるが。
「どこがオーランド・ブルームなの?全然分かんないよ。」
「まだ途中だって!見てて。」
そう言って、ひたすらライチを食べるぶー子。
オーランド・ブルーム、完成。
確かに見えない事もない。
・・・な事はないッ。
ただのライチの食いカスやないけ!!
隣のテーブルに座っていた子供が「どんだけライチ食ってんだよ」と言っていた。
家に帰ったらDVDを観たが、案の定途中で眠くなって中断、今起きたところである。
風呂から上がったら、飲んでやろうと思う。
今日はゲームやりたいなぁー、と思っております。
DVDはまた今度。
ほじゃ、風呂入ってきます。