よしかつに行った。
「ラーメンvsよしかつ」でケンカの末に勝ち取ったラーメンだが、こういう低レベルなバトルは勝っても後味が悪い。
なので、できるだけ早く埋め合わせをしたかったのだ。
今はやりの、サラダバーとカレー、スープ(ここは味噌汁だが)食べ飲み放題系のレストランである。
とは言え、メインの他をそんなに食べられるものではない。
もっとサラダバーやカレーを食べたかった、といつもテメーの可愛らしい胃袋を恨めしく思って帰るのだが、今回は、メイン抜きにしてやった。
食べ放題の部分のみ(笑)
恥ずかしがってる場合じゃない。
恥ずかしいのは肉までしっかり食べてるくせに、サイドメニューを際限なく食おうと言う根性である。
ダンナと行けば普通に食べて帰るだけだが、ぶー子がいると長丁場になる。
ダラダラ喋りながら食べるからだが、こちらの方がフランス人みたいで体に優しいのかもしれない。
しかし時間が長い分、食べ過ぎる。
だいたい、ぶー子の食べ方はおかしいのだ。
メインは肉だけを食べ、付け合せもご飯もダンナにあげてしまう。
は?それだけ??と思えば煮物はおかわりし、サラダバーはパスタやポテトサラダなど高カロリーのものばかり。
意外と食べないなと思いきや、その後の「味噌汁」「つけもの」「デザート」がどえらい長い。
それに付き合って、みんな、苦しくなるのである。
漬物はキムチがお気に入りで、何度も取りに行っていた。
ダンナの気配がしたので「このキムチ、バカうめぇ。」と顔を見ずに言ったら、返事が返ってこなかったらしく、他人に言ってしまったかと冷や汗をかいたようだ。
ダンナが返事をしなかっただけらしいが、もし私が漬物コーナーで見知らぬ若い女性に「このキムチ、バカうめぇ。」などと言われたらドン引きである。
これで言葉の大切さをわかってくれれば良いのだが。
ぶー子が何度もバカうめぇキムチと味噌汁をおかわりしていたので、すっかりこっちもお腹がいっぱいになってしまった。
食べ続けているぶー子本人も苦しがっていて、「ヤバい、もう警告が鳴ってる」などと言いながら食べている。
「こっちの警告はもう壊れた・・・。」私が返すと、「スプリンクラー、作動か。」とぶー子。
いえ、スプリンクラーは家に帰ってから作動します、バシャーッとね、とちょっと下品めに言ってみたら意味が分からなかったらしく、解説をさせられた。
ウケを狙って言ったことが通じずに説明する辛さに、この歳になってこんな下品な事を言っている情けなさが加わって最悪だ。
「じゃ、腹ごなしに味噌汁持ってきてくれる?『ねぎだく』でね。」と頼まれる。
味噌汁は、ただの味噌の汁に、自分で具を入れるようになっているのだ。
ねぎをたくさん、と言う意味だが、「そういえば『つゆだく』って『つゆをたくさん』って意味でいいのかな?」とダンナたちが話しているのを後に、私は味噌汁のコーナーに向かった。
そこで私達の席のほうから「キムダク」という音が聞こえて来た。
「なんだよキムダクって、くだらねーなぁもうEE:AE4E5」とそっちに気を取られていたら、間違えてお茶漬け用のだし汁を入れてしまった。
戻すわけにもいかないので「なめだく(なめこたくさんだ)」にして自分用に持って行く。
澄まし汁みたいで悪くなかったぞ。
全員、食べ過ぎだ。
このまま週末に突入するが、痩せる暇がない。
とりあえず、今夜は飲みである。