人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

クネル団子

どうしてこう眠いんだ。

今朝もみんなでかけてしまうと眠くなり、ソファで目を閉じたが、今回は天使の力を借りるまでもなく、筋子汁のことを思い出して、自ら起きた。

ファ~、眠い。

大人になるってこういう事だったのか。

タッパーに残された筋子の汁にご飯を混ぜ、今日も立ち食いだ。

頑張って働かなくては。

布団を干した。

3人分も干す根性はないので、今回は娘ぶー子の分。

ぶー子の部屋に入ると、脱ぎ散らかした洋服が散乱していた。

それらの間ををつま先で歩いて進み、ベッドの下を覗き込む。

なぜかぶー子の寝る場所はここなのだ。

ベッドの上には小さなテーブルが上げられている。

「よっこいしょ。」

年齢に比例してこの言葉が出ると言うのは本当だ。

応用で「どっこいしょ。」もあるが、こちらは動かす対象が自分である事が多い。

ちなみに私は「・・・っこいしょ。」と言った。

まだ言い切ってないので、そこんとこヨロシクです。

で、「・・・っこいしょ。」と布団を引っ張り出したのだが、床には洋服が散らばっているので、それも一緒に引きずってしまう。

引きずらないためには布団を高く持ち上げなくてはならない。

布団と毛布3枚で4往復。

ベランダにはすでに洗濯物が干してあったので、それを避けるように横に細くなって歩く。

だからキライなんだよ、布団干しッ。

この後またこの逆をやるのかと思うと、気が重くなった。

領収書の整理をした。

領収書、契約書、メモなど捨てられない紙類は、一時的にクリアファイルに入れて、後で時間があるときに、しかるべき場所に振り分ける。

ところが案の定、時間があってもやらないので、クリアファイルがパンパンだ。

そもそもクリアファイルなんて魚と一緒で、横から見たら平らなものなはずだ。

中に入れる物も紙だから、そうそう膨らむ物ではない。

これがメタボリックに膨らんで、パーテーションに入りきれずに半分飛び出しているのだ。

私は「契約書」「領収書」「明細」などとジャンル分けされたファイルを持ってきて、床に座った。

メタボの腹を開いてみると、どうにもどこにも入れようもない物が混じっている。

ラーメン屋の名刺、家事計画のメモ、ぶー子の誤字満載の落書き、正体のわからない手書きのレシピ。

ここに限らず、行き先の決まったものを片付けるのは楽なのだが、このような場合、考える、最悪考えて、場所を作らなくてはならないので頭が痛い。

で、困ったものはまた元に戻す、と。

もう何年もこれを繰り返しているが、時間が経つと価値が下がり、捨てる気になったりするので、バカみたいに増える事はない。

これでもう午前が終わってしまう。

後は晩ご飯の下ごしらえだ。

そういえば昨日の賞味期限の切れきったチキンクネルだが、別におかしな味もせず、普通においしかった。

ところがダンナは柚子こしょうを、ぶー子はポン酢をつけて食べていた。

ロイヤルホテルの・・・。

ただの肉団子に成り下がってしまったのであった。

仕事から帰ったら、猛烈に腹が減っていたので、このクネル団子の残りを食べた。

冷えてるくせにクドいこいつは、確かにポン酢や柚子こしょうが合いそうだ。

これだけでは物足りず、賞味期限が今月の20日のスモークサーモンも全部食べてしまった。

食べたら今度は眠いじゃないか。

もうつまむ物もないのでパソコンに向かい、こうしてブログの更新をしているのだが、軽い気持ちで、寝ているエルを膝に乗せたら、私の左腕を枕にして寝てしまった。

ええっ!?抱っこキライじゃないの!?

仕方なく、片手で入力だ。

あぁ、私も眠い。