人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

まだまだ歯医者は続く

もうイヤだ(泣)

私が痛がるから毎回同じ事をしては断念して次回に持ち越しているが、おかげで怖さ倍増だ。

もう「ここからきっと痛くなる」という恐怖でパニック寸前だ。

役に立たなくなった前歯はほとんど削り取られた。

そこに新しい歯をつけるのだが、そのためには土台になる支柱が必要だ。

生涯前歯を支えてくれるべき支柱は、ある程度深く建っていなくてはならず、そのためには深く穴を掘らなくてはならない。

しかしそれが痛いのだ(泣)

「今日はもう薬の交換だけでいいです。」ついにこんな事を言ってしまった。

薬とは、支柱建設予定部分に差し込んで、神経を殺す薬だ。

そもそも末端の神経が死んでないから痛むらしいのだ。

「やー、ちょっとは先に進まないと、いつまで経っても終わらないよ。」と言ってそれは許してもらえなかった。

だって、その薬を抜く時にすでに痛かったんだって(泣)

「じゃあ今日は痛かったらホントにすぐにやめませんか?」私は泣きついた。

前回は、あまりに私がイタイイタイ騒いで先に進めないので、強引に進められそうになったのだ。

先生は、私が初めて左手を高々と上げて「ヒハイ、ヒハイ!!」とわめいたのを覚えていたようで、笑いながら「うんうん、今日はすぐやめるよ。」と言った。

痛かった。

これによって次回への恐怖感はますます増えた。

もう一生仮歯でいい、と思ったが頑張ってる先生にはそうは言えないので

「もう何年かかってもいいですから、ゆっくり痛くないようにやりましょうね♪」と言ったのだが、

「そーーーんなことしたら、○○の部分が××になって・・・。」と本気で抵抗された。

あぁ・・・。もう寝てる間に治療して欲しい。

ところでここの歯科は先生がダンナで助手が奥さんというカップリングなのだが、それゆえ馴れ合いになっていて、私のような身内サイド(友人の知り合いで、紹介してもらった。私がヘタレである前提で。)だと時々、素が見れておもしろい。

ある時は「ちょっと寒くないか?」と先生。

「そうですか~?私は平気ですけど。」と奥様。

「いや、寒い。お前はそんなカーディガンとか着てるから。」

「だったらそちらも何か上に着ればいいって事じゃないですか(笑)」

先生、無言。

「・・・エアコンの温度を上げろってことですかぁ。」

「そう。あ げ ろ。

あ げ ろだなんて、全く素です(笑)

そのうち私も「痛くな い!!」とか言われそうだ。

その頃には「痛え!!」ぐらい言えるようになっておかなきゃだ。