さて、また午前中はタップリ寝るか。・・・と思って気がついた。
エルは入院してるのだ。
ミルク当番がないから朝寝てる理由がなくなっちゃったじゃないか。
って事は朝食作りとか、アレだ、普通の朝じゃん!
起きてみると喉が渇いていて、頭がジンジン痛んでいた。
う。久しぶりだ、この不快感。やはり昨日は飲み過ぎだったか。
スクランブルエッグ以外は盛り付けるだけだから楽ではあった。
でもこのスクランブルエッグがムチャクチャかったるかった。
月曜の二日酔いなのだ。
誰がこんなメニューにしたのだッ!!
皆を送り出すと早速寝たいところだったが、
エルの病院へ行き、具合が良ければ大学病院まで連れて行かなくてはならない。
酸素ボンベの問題はどうなっただろう?
途中で呼吸困難になったら心配だ。
もっと具合が良くなるまで延期して、私はこのまま仕事を休んで寝るべきだ。
「ちょっとこの様子では酸素がないと無理ですね。」
アッサリそう言われ、大学病院行きは延期になった。
そうか、じゃあ家帰って寝るだ。
特効薬のナロンエースも効かない事態なのだ。
ところでエルはムチャクチャ元気になっていた。
相変わらず先生は私を安心させまいと「まだ何とも言えない」と頑張っていたが、
事実はどうあれ、見た目は凄く元気なのだ。
マイナス思考の私の顔も思わずほころぶ。
先生よ、今の私に何言っても無駄ですぜ。
帰って寝た。
良く考えてみれば、また木曜に大学病院の予約を取り直したから
その日仕事を休まなくてはならないのだ。
今日は行かないとまずいよなぁ。
昼まで寝たけど頭痛はますます酷くなった。
サッポロ一番みそラーメンウィズ卵キムチスペシャルを食べて、またナロンを飲む。
こんなに痛くちゃ休みたいじゃないか。
しっかりしてくれ、ナロン君。
それでも全然効いてくる気配がないので、30分ほどしか経ってないがまた2錠飲む。
酒飲んで1箱空けても無事だったのだから、これしき。
しかし何故1箱も飲んだのかは謎だ。酔っていたのだろう。
仕事場に着くころにやっと効いてきた。
フー。
時々効かないから困ったやつだ。割高じゃないか。
消費を早くするために、製薬会社が効かないのを混ぜているのかもしれないぞ。
残業だった。
帰りは家を素通りして病院へ向かう。
お、なんか結構忙しくなってきたぞ。
何かをサボる言い訳に使えそうだ。
2度目の面会。
エルはもっと元気になっていた。
人の気配を感じると「出して~~!!」とばかりに立ち上がりピーピー鳴く。
結局これがかわいそうで置いていかれず、長居してしまった。
家に戻ると猛烈にお腹がすいたけど、すぐに食べられるものがなかったから
筋子にそのままかぶりついた。
お腹にたまるものではないので、つい勢いで半分ほど食べてしまった。
もともと調味料が好きで、実家にいたころは良くマヨネーズを食べていた。
子供の頃は餃子の端を少しだけかじり、そこから醤油をタップリ入れて食べた。
サインペンの匂いが好きで、ついしっかりかいでしまうのと同じだ。皆経験しているはずだ。
なので、筋子をソロで半分一気に食べるぐらい、全然平気だ。
ところがこの後どうなるかは、餃子の中に醤油を注いだり筋子をそのまま食べたりした人なら容易に想像がつくだろう。
今朝と同じだ。
猛烈に喉が渇いてきた。
昨日飲み過ぎたから今夜酒は控えようと思っていたが、
こりゃビールしかないだろう。
次にはサワーをゴキュゴキュ飲みたい。
ダンナにエルの面会に行ったときの画像を携帯で送ってあげた。
元気になってきて触らせてもらった話をしたらとても羨ましがったので、
動画も撮って添付した。
ところがダンナの携帯では動画が再生できないらしくて、見れなかったらしい。
「見たいよ~!!声もききたいよ~~!!」と悲痛な返事が来た。
それを見た娘ぶー子は「私が返事していい?」と私の携帯を取り、ダンナのメールに返信を始めた。
これまでも時々こうやって私の携帯でいきなりぶー子が返信することがあった。
たいてい文面ですぐバレるのだが、星やらハートやら散りばめてあり可愛らしいメールなので
ダンナも嬉しかろうと、敢えて止めずに勝手にやらせていた。
覗き込んでみると「(゜,ゝ°)プッ」となっていた。
なんてひどい事を。
こんなかわいそうなメールを出してはいけない、と私は母親らしく、大笑いしながら諭したのであった。
ダンナが帰ってきたらすぐにこのエルの動画を見せてあげようかと思っていたが、止めた。
我慢できなくなって言い出すまで待つのだ。
これは宝物なのだ。
自分から見せるより「見たいから見せて」と言われた方が、見せ甲斐もあるってもんだ。
晩ご飯を食べたらダンナはやっと言った。
「で、見せてよ。」
「は?何を?」我ながら嫌な野郎だ。
「動画・・・。」
「え??もう送ったからと思って消しちゃったよ。」ぶー子以上にいじわるだな。
「え?消しちゃったの?・・・なんだ・・・。」
しかしこの落胆ぶりから救い出すのがまた快感なのだ。
「なんちゃってね、エヘヘ。」
ダンナは別に驚きもせず、「またか」というような顔をした。
あぁ、喉が渇いたホイ。
ビール、飲みますよ。