音楽仲間・目黒さんの最新作。
個人的には糖尿病の闘病記、J・BOYに続く3作目になるが、もう期待しかなかったよ(笑)
楽器店に勤める尚。
プロのミュージシャンになりたいと思っていた時期もあったが、今はもうその情熱も失せ、無難で平凡な日々を送っていた。
そんな無難で平凡な日々は、突然崩れ去る。
そして失意の尚のもとに舞い降りた、新しい出会い。吹奏楽団でクラリネットを吹く玲実、超一流の音大を中退したピアニストの空、新設される売り場に電子楽器のスペシャリストとしてやってきた宍戸、伝説のドラマー・富岡。
彼らは尚に、新しい世界を見せた。
「グルーブ」。
その麻薬のような感覚に魅せられた尚は、新たな一歩を踏み出すのだ・・・・・。
過去に読んだ2冊は自伝、ノンフィクションだが、今回は小説だ。とは言っても自伝的小説ではないかと思われる部分も多く、ニヤニヤしながら読んでいた。
これは尚がミュージシャンとして新しい世界へ旅立つまでの話だ。
趣味でアマチュアバンドに属していた頃のいわゆる「蛹」から、目覚め、羽化していくそのさまに自分を重ねたくなる。
もっと早く、若いうちに読みたかった。
「可能性」は、歳を取る程少なくリスキーになる。
若い人に勧めたい作品だ。
「グルーブ」、私も体感したかったものだ。そうしたら私の運命も変わっていたかも!?
本当はもっと長い作品だったとのこと。
尚のシリーズで続いてくれることを期待しています(笑)
本作品は、Amazonでなんと99円!!
サクッと読めるのに読みごたえもしっかり。
迷う要素はどこにもないので、自信を持っておすすめします!
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆(プレイヤー、ミュージシャン向け)
「ケイム・サドゥンリー」 目黒真二
kindle版

そしてその後の尚を知りたい方は、コチラ。
めちゃくちゃ面白かった!!