人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ゲーム+家事

家事はめんどくさい。

できる事ならやりたくないけど

そうやって避けて来たものがいよいよたまってきた。

・・・しょっちゅういよいよたまってるな。

たまればたまる程気が重くなってくる。

これ、誰かに押しつけられないかな。

エヘヘ・・・。いい事思いついちゃったもんね。

「ぶー子、ゲームやろう。」

「おっ。やるやる。」

「負けたら罰ゲームで少しずつ家事ね。」

「いーねぇ。ってもしかしてメインは娘との交流じゃなくて家事?」

バレてるか。まぁ本人はゲームできりゃいいみたいだからいいでしょ。

皿洗い、トイレ掃除、掃除機かけ、と家事を細かく書き出す。

こりゃ楽になるぞ。

「じゃ、IQファイナルで。」

「オッケー。」

プ。オッケーって、最後にやった時だって

目の前のキューブを消してくだけで効率が悪いんだよね。

これならスコアで勝てるだろう。

3分勝負。タイマーを3分でセットして

その時にスコアの高い方を勝ちとした。

しかし・・・。

ババくせー言い方だけど、このぐらいの年頃になると順応性が高くなるのかすぐに要領を覚え、

結局5、6回やって私が勝ったのはたったの1回、それもぶー子がミスをしたのだ。

くそー、私の力で部屋が片付いていく。

このままじゃイケナイ。

「・・・ゲーム変えて下さい・・・。」

「い~よ~♪」ちくしょー、優越感がひしひしと伝わってくる。

テトリスなら圧勝とまではいかなくても

まぁイイ勝負になるでしょう。

こうなったらもう家事は半分でもやってもらえりゃいい。

1回勝負を繰り返す。

くそー、イヤな家事は後回しにしていたが

とうとう選ぶ余地がなくなってきた。

ほとんど私がやっている。

ぶー子がやったのは「掃除機を出す、しまう」とか

「トイレのタオル交換」など

手を汚さないものばかりだ。

「・・・ゲーム、変えようか?」

本当に気の毒そうに言われ、かえって屈辱的だ。

でもぜひ変えて頂きたい。

「俺の料理」。

これはちょっとマイナーなゲームですが

ぽ子の「マイ心のゲームリスト」にしっかり入ってるナンバーです。

色んなモードで遊べますが、今回は「単品」を2人バトルで。

時間内にどっちが多くアイスを作るか、とか

どっちが多く皿を洗うか、など単純明快なゲームです。

技術が要るものもあるし、体力のいるものもあります。

・・・結局私が自信を持って勝てたのは体力モノばかりで

何だかバカ丸出しです。

しかも体力モノは2つしかできなかったので

ここでも家事のほとんどを私がやる羽目になりました。

娘の成長を喜ぶべきなのか。

いや・・。もっと家事、やって欲しかった・・・。