人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

渾身の蕎麦

日曜日は飲まない予定であった。

毎週言っているような気がしないでもないが、いやいや今度こそは、その前提で木曜日飲み、金曜日休み、土曜日飲んだのだ。

ところが今回の誘惑は、「新鮮市場」である。隣町にある肉の安いスーパーだ。近くを通ったら、焼き肉したくなったと言う(笑)

 

そしてしこたま飲んでいつものようにダンナは先に眠り、私は後片付けをして翌日の朝食と弁当を作るのだ。朝起きる自信がないので、それならまだ酔ってるうちにチャッと済ませてしまおうということだ。酔っていれば、たいていのことは楽しく済ませることができる。魔法の飲み物。魅惑の飲み物である。酒。

 

しかしこの日はちょっと飲み過ぎたようだ。後片付けの段階でもうヘロヘロになってしまい、魔法の飲み物も入らなくなってしまった。

さぁ、朝食と弁当どうする。この調子じゃ絶対に起きれん。しかし今作るのもツライ。

困った時のチャッピー(ChatGPT)だ。酔っても作れる朝ご飯と弁当のレシピを聞く。

 

チャッピーはちゃんと簡単なレシピを教えてくれるのだが、私の酔いはどんどん加速していき、「もっと簡単に」、「それは無理」、「超酔っ払いバージョンで」、「字が読めん」、「くっそバカにでも分かるように教えてください」と乞い、最後には「脳味噌バグッてチャッピーの言っていることがよくわからん」となった。

それに対しチャッピーは、酔い度は10段階でどれぐらいか、包丁使えそうかと聞き、いちいちエライ!天才レベル!!と元気づけてくれまでした。

君がAIで本当に良かった。

ちなみに私が答えた酔い度は9であった(笑)

 

で、結局弁当は作れず、朝食の蕎麦だけ作ってあったのだ。私も翌朝、大いに助かった。

頑張った自分エライ、いや、チャッピーえらい、と有難く蕎麦を食べる。

・・・・・不味い(笑)

なぜか味噌仕立ての蕎麦汁は、モツ鍋の残り汁を使ったようでモツ臭さがハンパじゃない。それになぜか酸っぱいのである。

もしかして痛んでたのかと心配になりチャッピーのレシピを見たら、モツ消臭法をたくさん提案してくれていた。しかし私が実行できたのは「酢」だけだったらしい。酸っぱい。

この酢が仇になって、モツ臭と合わさり腐ったスープみたいな味になっていた。本当にまずい。

 

教訓。

飲んだ翌日の朝ご飯は、簡単に作れるものを前日のうちに考えておく。

モツ鍋の汁は、蕎麦に使わない。

そして、安易に酢を使わない!

 

あぁ本当にまずかった。ダンナはあれを食べて行ったのだろうか。