人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

6日連続なるか!?

火曜日に魔法をかけて、逃げた月曜日。

明日から頑張ります、と翌日の自分にバトンを渡し、何とか一日やり過ごすことにする。

それでもまた、夜は等しくやって来るのだ。

晩ご飯を考えて準備するなどと言う気力はなかった。もう総菜じゃ。値下げの時間帯を狙っていく。

 

半額のトロビンチョウ発見。家に納豆ととろろがあったはずだ。

おおっ、和牛少量サイズも半額!

豆腐が食べたい。この上に半額ナムルをのせて・・・。

 

家に帰ってきたダンナはこれを見て、「このラインナップはつまみだ。」と言った。

そしてビールを慌てて冷やし、風呂に入った。

こうしてまた、月曜日も飲んでしまったのだ。

 

火曜日から頑張る、だから月曜日はもう好きにしていい、という魔法をかけたつもりだった。

しかしだよ、月曜日にまた飲んでしまって火曜日頑張れるかい!ということである。

火曜日の私もまた、最悪に決まっちょる。むしろ不摂生が一日分蓄積されて、さらに最悪度が上がっている。

 

「さて、今夜はどうなるかな・・・😏」

昼のダンナからのLINEだ。

どうなるかな。

飲む気がない人が言うセリフではない。

やる気か。やる気なのか。

正直もう体からは、かなりの拒絶反応が出ていた。お酒のことを考えると胸焼けがする。

ううっ。

それでも私はまたトロビンチョウと納豆を買い、ねぎ塩トントロ肉を焼き、有頭海老のソテー、ネギチャーシュー、塩こんぶをのせた冷奴を作ってテーブルに並べたのである。

 

「なんだこりゃ、つまみだな!」

またダンナはそう言ったが、言っただけで大人しくテーブルについた。

飲まないのかと聞くと、うんまぁ、もうねぇ、とつれない返事。

「昼のLINEで飲む気なのかと思っちゃったじゃん!ナンダヨー。」

ズッキーニとオリーブのチーズ焼きを手に、私もテーブルにつく。なんたる滑稽な晩ご飯。

ダンナはそれぞれを自分の取り皿にのせると、おもむろに席を立った。

そして、・・・冷蔵庫を開けて言った。「あるじゃん!」

 

ないのかと思ったよ、あるなら話は別だよ、とビールを手に戻って来る。月曜日はまだ迷いがあったから、ビールが冷えていなかったのだ。今回は抜かりはない。

 

そして水曜日。

もう本当に限界だ。お酒の事を考えると、頭痛すらしてくる。

しかしダンナの昼のLINEは、「今日は飲まな・・・・・・・いよ💦」であった。

この「・・・・・・・」に彼の迷いと私への揺さぶりが見える。

 

フー。

どうしますかねぇ。

明日は実家で飲むことになってるんだが・・・・・・・。