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ライブだ。
今回は、時間もたっぷり貰ってあった。それでも、自信のないままの参加になる。
これが私の限界だ。精一杯やったから悔いはない。
やっと気が付いたが、私がライブでヘマをするのは、集中力の無さだ。
昨日も個人練に入り、本番のつもりで弾いてみたのだが、どんな頑張っても気がそれてしまう。
それはもちろん、この後に飲めるお酒のことやゲームの攻略などではない。
この先の難所に備える。
間違えたらどうしよう。
どうせきっと間違える。
今のドラムのフィルインかっこいい。
主にこんなところだ。
慎重過ぎ、自信がなく、すぐエサにかかる、私の人生そのものであった。
間違えてもヘラヘラするなと良く言われる。
ちょっとミストーンぐらいなら踏ん張れるが、もう収集つかなくなるとお祭り騒ぎになってしまうのだ。
昨日の個人練でも、3度ほど祭りがあった。
ミスのリカバーに、その人の脳力が出るように思う。故に私は苦手なのである。
こんなに練習したのだ。失敗はしたくない。
しかし結局、家で弾ているように練習でも弾くのが、一番ミスが少ない気がした。
自分を信じよう。これも苦手分野だ。
思えばライブを「楽しむ」ということは、滅多になかった。
緊張して、いつもギリギリの橋を渡っていた。
間違えたらどうしよう→間違える、このループ。間違えたらどうしよう、と考えることで、間違えた場合を想定しながら演奏しているのだ。そのうえ「楽しめ」などと言われると、更に負担は増える。
もう本当に、実感した。私はライブ向きではないプレイヤーだ。プレイヤーなどと言うのもおこがましい。
音楽には携わっていきたいが、もうこれ以上、自信の喪失はしたくない。
しかめっ面で、ミストーン叩き出してきます。
終わった後どんな気持ちになっているか。
今は想像ができない。