人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

低温で調理する。

気になっていた低温調理器というものを買ってもらったのだ。

簡単に言うと、これでお湯を沸かすのだ。普通の湯沸かしと違うのは、設定した温度を保ってくれるという部分。時間も設定できるので、アラームが鳴るまでほったらかしにできる。

で、これで何を作るのかと言うと、低温調理である(笑)つまり、うまく説明できないのだEE:AEB64

お店で何度か低温調理したものを食べたことがあるが、半生食感のしっとりとした仕上がりになる。

単なる半生ではなく、言うならば「火の通った生」。

これが家でできるなら、ヘルシーで安い鶏の胸肉や豚のモモなんかも、美味しく食べられそうだと思ったのだ。

要になるのは、温度と時間だ。生の食感を残しつつ菌が死滅するという温度と時間。そこへ肉の厚みという要素が絡む。

難しいのでレシピに倣うが、絶対ではない。仕上がりの好みもある。正解はない。

奥が深そうである。

まずやってみたのは、厚切りステーキだ。

最近良く近所でも売られるようになってきたが、結構焼き具合が難しい。

我が家はレア派であるが、こう厚いとレアというよりも「生肉」という感じになってしまう。

低温調理で中に均等に火を通してから、仕上げに焼くといいらしい。

脂の少ないモモで試してみた。

まだかなり生っぽく見えるが、自分で焼いた時とは違う生っぽさだ。獣臭さがない。

もうちょっと火を通しても良さそうではあるので、次は温度を上げるか時間を長くするかしてみたい。

豚ももブロック。硬くて扱いの難しい肉だ。

とろけるようとは言わなくとも、ジューシーでしっとり。全くバサバサしない。

味付けは塩だけなのに、凄く染みてめちゃくちゃ美味しかった。

刺身用サーモン。魚、どうなのかと思ったが、これが凄く美味しかったEE:AEB30

不思議な食感である。

火は通っているのに、全くパサパサしていないのである。弾力があり、柔らかい。

ただものすご~~~く柔らかくなったので、冷やしてから良く研いだ包丁で丁寧に切った方がいい。

鶏ムネ。

操作ミスで、仕上がりのお知らせアラームが鳴らなかったのだEE:AE5B1ちょっと長く置いてしまったが、それでもしっとりジューシーな仕上がりだ。

弾力があり、柔らかいというところにはならなかったが。

使い切りシーズニングで。何でも合いそうだ。

今度は時間通りに。

見た目もうっすらピンク、前回より狙いに近い感じだ。

エスニックスパイスで。

とにかくどれも、驚くほど深く味が染みる。

豚レバー。

あんまりレシピがないので不思議だったんだが、分かった気がする。ちょっと臭みがエグいEE:AEB64

食感はとろけるようで凄く良かったんだが。

もう一度、今度はちゃんとしたお肉屋さんで新鮮なヤツを買い、牛乳にしっかり一晩漬けてからやってみたい。

・・とまぁ、低温フィーバー中だ。

簡単で美味しいからちょいちょい作っているが、こればっかりだと前菜だけみたいな感じになってしまうのが困りどころだ。何か温かいものが食べたくなる。

野菜も欲しくなるし、トータルでのセッティングが課題だ。

奥が深そうなので、長くつきあっていきたい。