人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

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重く、怖く、悲しいもの。

父に印刷物を頼まれていたのだ。パソコンもワープロもないので、ちょっと作って欲しいと。

それができたので届けに行ったのだが、このご時世である。渡して帰るだけだ。

父は寂しいのか退屈なのか、本当は少しぐらい話がしたかったようだが、高齢の父と呼吸器の弱い私では、移すも貰うも危険である。野良犬を振り切るようにして帰ってきたのだった。

本当に、嫌な気持ちである。

長電話を切った時に感じる徒労感と、それを感じる自分の薄情さ。

優しくしたくてもできないもどかしさ。

今回も、袋いっぱいにお土産を渡されたのだ。

家に帰って開けてみるとそれはいつも同じなのだが、塊のチェダーチーズとパルメザンチーズ、輸入のハモンセラーノとスモークサーモン、オリーブの袋詰めに大きなクロワッサン。どれもちょっといいものばかりだ。

それをひとつずつ冷蔵庫に入れていると、どうしようもなく悲しくなって泣けてきた。

早く死んで欲しいとすら思うほど、憎んだ父。

なんでこんな事するのよ。

憎む方が、楽だった。

悔いたり心配したり悲しんだりするよりも、ざまあみろと思う方がよっぽど楽だった。

愛情は、重い。

失いたくなくなるから、重くなる。

そしてそれは、いつか必ず失われるのだ。生きている限り。

重い。

怖い。

悲しい。