人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

カティンの森

やっとアイスエイジが終わったEE:AE482

久々の実写映画は、よりによって重~い作品であった・・・。

          

  監督:アンジェイ・ワイダ

  キャスト:マヤ・オスタシェフスカ、アルトゥル・ジミイェフスキ

1939年、第2次世界大戦中のポーランド。

西からはドイツが侵攻し、アンナは娘のニカを連れて東にいる夫アンジェイのもとへ急いでいた。

その道中、ソ連から攻められて西に向かう人々と交差することになるところから、物語は始まる。

「東は危険だ」という言葉に耳も貸さずに先を急ぐアンナ。

結局夫に会うことはできても、「自分は軍人である」と言って戻ることを拒まれてしまう。

逃げようと思えば逃げられる中、結局アンジェイは捕虜となり、軍と運命を共にする道を選ぶのだった。

ある日、ドイツ占領下のクラクフでひたすら夫を待つアンナのもとに、「ソ連によるポーランド捕虜大量虐殺」という衝撃のニュースが舞い込んでくる。

身元判明リストに夫の名はなかったが、やがてやって来る夫の戦友からの知らせに言葉を失う・・・。

実際にあった事件とのことだ。全然知らなかった。

犠牲者は22000人にも上るとのこと。

作品には大きなドラマはないが、ドイツ、ソ連の占領下の不穏な雰囲気が始終まとわりつき、その当時の状況を身近に感じて非常に重い。

ショッキングな虐殺シーンが最後にこれもまた淡々と流され、余計な装飾がないぶん真実味があり、衝撃的であった。

映画鑑賞の参考にネットの評を見ることがあるが、そういえば「後味の悪い映画」というトピを見たことがあった。

そこからの選択だったかEE:AE5B1

寝る前に観ると、夢見が悪そうなので注意。

ぽ子のオススメ度 ★★★★☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆