しばらくは、母の話が多くなるかもしれない。
病院で呼吸器をつけて横たわる母を思うと、あまり能天気な話を書く気持ちにもなれず。
それでも昨日は少し容体が回復していて、話をすることができた。
「お兄ちゃん、来たでしょ。」と声を掛けると、「ハゲてた。」と答えたのでズッコケた(笑)
母の中では兄も私もある程度の年齢で止まっているようで、「私50歳になるよ。」と言うと、ものすごく驚いていた。
悲しみを紛らわせるために酒を飲むと、余計に悲しくなるという。
それでもやりきれずに飲んでいたが、やはり感情が高ぶって涙がさらに次の涙を誘う。こうなると手が付けられない。
もう母の事に関しての逃げ酒はやめようと思っていたところ、昨日の回復だ。喜び酒としてまた飲んだ(笑)
天敵の父とかち合わないように面会に行くのが、ひと苦労だ。
今のところ兄がザックリと父の情報を流してくれているのでうまく間を縫っているが、さすがにGPSほどの精度は求められない。
様々なバトルパターンを準備しておくことにする。
何しろ会話の基本であるキャッチボールのできない人だ。正攻法ではやりあえない。
なのでできるだけ穏便にフェイドアウトできるのが理想だ。
私の忍耐がもつだろうか。
さて、「今日の父」は遅めの面会が予想されるとのことなので、私はそろそろでかけようと思う。
ゆっくりでいいから、元気になりますよう。