また新しい扉を開いてしまった・・・・・。
昨日は田無でディナーを食し、お腹がいっぱいになってしまったので歩いてこならせることにしたのだ。
地元久米川方面に向けて、ワインボトル片手に適当に歩く。
ところがどうやら道を間違えたみたいで、行けども行けども出るべき場所に出ない。
ここはどこだ??
調べたり確かめたりが面倒なので、それでもひたすら歩いていた。
その時。
「バンドマン。」とダンナが立ち止まって言った。
バンドマン?
ダンナが見ている方向を私も見ると、そこには「ばんどまん」という名前の店があったのだ。
古いギターやベースをディスプレイしてあり、「土曜日は20時からセッション」と書いてある。
しばらく道路を挟んでその店を観察していたが、徐々にその距離は縮まっていく。
とうとう店の前まで来てしまった。
中からは「Little Wing」が聴こえてくる。
上手い。
リハなのか??時々止まっては修正している様子。
気になる、気になるがこのお店、見た目は焼き鳥屋か赤提灯なのであるEE:AEB64
この中で起こっているであろう出来事と、店構えが一致しない。
「どう見ても、ライブができるようなお店じゃないよねEE:AE5B1」
「一体中はどうなって・・・。」
覗き込もうにも、入り口の引き戸は目隠しが貼られており、中の様子がわからない。
これではまだ突撃の勇気がでない。
のれんをめくって引き戸を隅々まで調べると、一ヶ所、5ミリほどの隙間を発見。そこから覗き込んでみる。
おお、なるほど(笑)楽器さえなければ居酒屋だ。居酒屋と違うのは、楽器を持っている人がいることである、店主と思しき人物も含めて(笑)
狭い店内で、立っている人、カウンターで聴いている人。
いかんせん狭いので、人との距離が近い。こりゃ難易度高いぞ。
「行くよEE:AE4E5」
そこを突破したのは、もちろん酔っていたからに他ならない。
曲の切れ間でエイッと扉を開けてみた。
予想はしていた展開だが、向こうも驚いた様子である。すっかり身内のセッションと化していたであろうその場に、見たこともない第三者が闖入してきたのである。
「曲に誘われて来ましたEE:AE5BE」などと用意しておいたセリフを繰り返し、相手の緊張をほぐす。緊張してるのはこっちだって(笑)
しかしここはやはり同じミュージシャン(ミュージシャンの定義はさておきw)、すぐに打ち解けてしまったのだ。
久米川から来た、と言うと、「じゃあポップロックって知ってるかな?」と向こうからPの名前が出てきてビックリだ。
マスターの知り合いだそうで、聞けば共通の知り合いが何人かいたりして面白い。
次のセッションではビートルズを3曲(ちゃんと楽譜のコピーが用意されていた)、ご一緒させてもらった。
年齢層は平均50代半ばぐらいか。
「明日で48歳になります。」と自己申告すると、マスターが突然、かまぼこのバースデーケーキと焼酎を持ってきてくれたのだ。感動~~EE:AEB64
ところで私は47歳であった。
この1年で、いつの間に46歳が47歳になっていた。年齢書くところにも、何度も47と書いてしまっている。
1年儲かったような気がしないでもないが、そんなことはない。私の46歳を返して欲しい。
こうして夜は更けていったが、意外と皆さん引き際は良く、そこそこの時間でみんな帰っていたので私達も長居は無用と店を出た。
マスターがホワイトボードを使って丁寧に最寄駅までの道を教えてくれたが、実際に行って見るとすぐ近くであった。
ありがとう、花小金井ばんどまん。
またいつか必ず。
気がついたら朝だ。
なぜか布団に対して斜めに寝ていた。
ジュースで渇きを癒し、鎮痛剤で頭痛を鎮める。
昨日の夜は、何だったのだろう。
夢のような夜のできごとであった。