人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

1.5キロの拷問

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再開したのだ。

断じてサボッていた訳ではない!!

中断していただけである!!

・・・しかし20日も開いていたか・・・。

本当に楽しいのか?を検証するために嫌々始めたジョギングだが、嫌々ながらもコンスタントに続けてはいたのだ。

「超回復」と言い、1、2日開けて走ったほうが体にいいと聞いたので、休みつつ3日以上開けないように走っていた。

走っているのは1周500mのコースだが、何日経ってもどうしても4周以上走れない。

正確に言うと、「走る気になれない」のである。

全くもってつまらないスポーツである。

これだけ寝ておいて言うのもなんだが、私は時間を無駄にするのが嫌いだ。

例えばバスや電車を待つ、乗る、これは移動するためには無駄ではないのだが、その間ボーッとしているのは無駄である。

なので本を読んだりゲームをやったりするが、ジョギングとは、まさに暇で無駄なスポーツなのである。

ただ走るだけでは時間がもったいないので何かしながらできればいいのだが、走りながらではそれができない。

ならば頭の中だけでも活動しようと、バンドの課題曲のおさらいや家の中の改善など考えながら走ろうと思った事もあったが、走る苦痛がそれを妨げる。

疲れて辛くて嫌々走っているのだ。

のんびり他の事を考える余裕など、そこにはない。

あるのは「早く終われ」「つまらない」「拷問」「ジョギングめ」という呪いの言葉ばかりである。

現時点では、ジョギングとは超つまらない最悪なスポーツである事に変わりはない。

しかし続けていた。

この先に何かがあるのかもしれないという小さな希望、これまで続けてきたものを手放す不安、これを止めたらいつ動くという肥満への恐怖。

決して積極的ではなく、強迫観念的なものを支えに、嫌々走ってきたのである。

そんな私のジョグライフの大敵は、二日酔いであった。

とにかくコントロールして飲むことができないため、毎週末ひどい二日酔いである。

最後に走ったのは9月2日、ジョグ日記には「週末は雨と二日酔いで走れない予感がしたので、行って来た。雨~~!しかし、雨でも一応走れる事は分かった。」と書かれて終わっていた。

その後20日も途絶えるとはさすがに思わなかったが、二日酔いの後に間髪いれずに風邪を引いたのでこんな事になってしまったのだ。

とはいえ20日間は長すぎる。

そもそも嫌々走っていたので、「まだ咳が出る」、「鼻水が止まってから」と理由をつけては延ばし延ばしにしてきたのである。

しかしいよいよ咳も鼻水も収まってきた。

今日を逃したら連休に突入し、二日酔いホリデーが始まってしまう。

観念して走ってきた。

雨が降る前の涼しい時間で、走りやすかった。

だからと言って楽しかった訳ではない。相変わらずつまらなくて疲れていい所なんかひとつもありゃしない。

シャワーを浴びてジョグノートに今日の記録をつける。

フン。

・・・フフフン。

しかし毎度誇らしいこの時間は何だ??

ぽ子はまだ走り続ける。