人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

雨中のファンタジー

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雨・・・だ。

「ジョギングは本当に面白いのか?」と題してジョグノートをつけ始めて3ヶ月。

果たしてその結論はまだ出ない。

現時点では決して面白くはないが、以前のような苦痛はなくなったと言っていいだろう。

しかし、なぜ私は走らないではいられないのだろう?

雨だ。

今週は月、水、と走ったが、今日走らないと週末は二日酔いで走れない。

しかし雨だ。

そして寒いときた。

私は迷ったが、それは「走るか否か」ではなく「どのようにして走るか」であった。

走りたくて走る訳ではないが、走らないではいられないのである。

自分の意志で走るのだからそういうのは「走りたい」に属するのかもしれないが、何というか、走りたいというのとはちょっと違う。

「走るべき」「走った方がいい」「走らなきゃ後で後悔する」「走っとけ」その辺の感じをぐちゃっと混ぜたような気持ちだ。

という事で、雨は降っていたが、走ろうと決めていた。

傘をさしながら走る訳にはいかないから、濡れてもいいような格好で行く事になる。

しかし2着あったウィンドブレーカーは先日のフリマで300円で売ってしまった。

娘ぶー子に聞くと、同じく彼女もあのフリマで売ったばかりであった。

濡れるのは致し方ないが、ズブ濡れないためには上着で雨を食い止める必要がある。

しかも軽くて動きやすいもの。

ありますね、きっと各家庭に1枚ぐらいは。

雨ガッパ。

レインコートと言う家もあるだろうが、私のはどう見ても雨ガッパだ。しかも赤。

格好を取って風邪を引く可能性を取るか。格好を捨てて風邪の可能性を少なくするか。

以前の私なら前者を取った。なぜなら家の事をしないで寝ているチャンスが来るからである。

しかし今私には、これまでにないヴォーカリストブームが到来しており、「ヴォーカリストの敵は風邪。絶対に引いてはならない。」という掟を守りたいのである。

だったら「喉の敵・酒」も止めろよって話だが、それができないからせめて全力で風邪は守りたいのである。あれ?なんか変だ。

風邪を引かないように守りたいのである。これもおかしい。

「全力」と「守る」は必ずしもセットになりませんので、受験生のみなさまへ。

かくして私は、赤い雨ガッパを着て走った。

序盤にムチャクチャ暑くなったが、トータルでは悪くない。

しかし洒落たウィンドブレーカーで走れればもっと良かっただろう。洒落たヤツね。

これまではジョギングを長続きさせる自信がなかったからねだれなかったが、そろそろ言ってもいい頃合だろう。

帰りにトイレットペーパーを買って、ちょうちんのように持ち上げて走った。赤い雨ガッパで。

世のダンナ様たちに問いたい。

「そんな格好で自分の女房に近所を走らせたいですか?」EE:AEB80

さしあたって今一番欲しいものは、ウィンドブレーカーかハンディレコーダー(ヴォーカリストブームだ)である。