人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ゲシュタルト崩壊

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やばい、もう残された時間は少ない。

ここへきてもう死に物狂いで取り組んでいるが、どうしても吸収しきれないで焦っている。

歌詞、ライブは明日だEE:AEB64

英詩の曲は3曲だが、一番最後に決定した曲がおのずと残された時間が少なくなり、しかも黒人さまがお歌いになられているので、早口で詰めっ詰めである。

コンポはリピートにして曲を流しっぱなしにしているが、そんなBGM状態では歌詞までは入ってこない。

なので頭の中で歌ってみたりもするのだが、どうしてもこんがらかる部分が数ヶ所あるのである。

何度も何度も繰り返していると、訳がわからなくなってありえない言葉が出てきたりするものだ。

もうずっと頭の中で歌っている。

洗濯してもドンキに行っても考えている。

それなのに、こっちが言えればこっちが言えない。

1曲通してすんなりいった試しが、ただの一度もないのである。

今日は走る日だったので、その時間も有効に使う。

頭の中で歌う。

呼吸がリズムを刻む。

しかしだよ、頭の中の曲と呼吸のテンポがまるで違うので、お互いが邪魔になって走るのも歌うのもヘロヘロである。

かと言ってこの貴重な時間は無駄にしたくないので、走りを捨ててヘロヘロしながら歌詞に集中した。

どっちにしても進歩はなかったが。

行き先は100均だ。

欲しいのはポケットに入るものだからジョギングのコースに組み込んだのだが、着いてみたらどえらい喉が渇いていた。

良かった、ここには飲み物がある。

しかし帰りがあるから、ここで飲みきらなくてはならない。

せっかく安くて大きなペットボトルがあるのに、こっちの小さな缶しか・・・、良く見るとその缶は2個で100円であった。

困った・・・。

ポケットに入れれば入るが、こんなものをぶら下げて走りたくはない。

ただでさえ根性がないのだ、そこにこのような障害は勘弁願いたい。

しぶとく売り場を探していると、ローヤルゼリーの小さな小さな瓶を発見。

こんな気取ったものは一生飲まないと思っていたが、ただの水分として摂る日が来た。

目的の物は見つからなかったので、このローヤルゼリーひとつだけを持ってレジに行き、ポケットにそのまま入れておいた千円札を出した。

895円のおつりをもらうとそれをレジ袋に入れて小さくまとめ、ポケットに入れた。

・・・充分な障害になった。

そして、ぬるくて甘くて臭いローヤルゼリーも。

気を取り直して走り出る事にしたが、記録を見ると、ヘロヘロ走ったためにかなり時間を食っていた。

今日はこれからスタジオである。時間がない。

今度は歌詞の方を捨てて、懸命に走った。

来る時とは違う道を適当に走っていたが、小学校の裏に出たら部活のランニング軍団の中に入ってしまった。

彼らはその道を往復しており、前からも後ろからも体操服の子供たちが「こんにちは!」と言って、私の倍ほどのスピードで走り抜けていく。

情けないやら恥ずかしいやら、急にスピードを上げると何だか張り合ってるみたいだし、仕方なく私もいちいち「こんにちは!」と言いながら抜かされるままになっていた。

その難関を抜けると、業務スーパーの角に出た。

やった、もうすぐ家だぞ~EE:AEB64

疲れた・・・。

しかも大した距離にならなかった・・・。

その上歌詞も全然覚えられなかった・・・。

ああ、もう行かなくては、練習の前に飲めなくなる。

行ってきます~EE:AE5B1