人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

宣戦布告

「キャンキャンキャンEE:AE479

「コラーッ、ぽ子!!」

裏のお宅が犬を飼ったようなのだが、どうやら名前は「ぽこ」のようだ(笑)

ところで吠えられたのは私だが、何で吠えられたのかと言うと、庭に出たからである。

何で庭に出たかと言うと、非常にみすぼらしくなっていたからであり、何でみすぼらしいかと言うと、雑草と花のせいなのである。

辛うじて花に水だけはやっていたが、ゴールデンウィークから庭は放置状態であった。

休みが明けたら気合入れんべーと思ってたのだが、気合は入らなかった。

しかしこの季節、気合を入れないとあっちゅー間に庭は雑草だらけになってしまう。

ただでさえ手入れしてなくてハゲチョロケの薄ら茶色い芝に、能天気な雑草があちこちに花を咲かす。

こんなに馬鹿馬鹿しい画はない。

さすがに私も恥ずかしくなり、ちょっと庭に出なくてはと思った次第である。

毎年の事だが、根性が悪いのがカタバミとトゲッソー(いまだ名前分からず)で、年々タチが悪くなっている。

今となっては芝よりカタバミの方が多いんじゃないかと言うほどにカタバミは侵食し、トゲッソーはもう根を抜けないほどに成長していた。

カタバミに関してはまだ私は戦うつもりでいるが、これはある程度芝を刈ってからだ。

トゲッソーはもう手では抜けないので、大バサミで切ってタオルで掴んで葉だけ捨てた。

根を掘り起こして抜こう思ったら、直径3、4センチほどの根が3つ合体して地中深くまで伸びており、ビクともしなかった。

これを抜けないという事は、永遠にこいつと戦っていかなくてはならないという事である。

大袈裟じゃなく、こいつのトゲは本当に痛い。

そしてこいつはタフで成長が早く、増えるのも早い。

まるでホラー映画だ。

そしてこいつと戦っているときに「ぽこ」に吠えられたのだワン。

あらかた雑草を抜くと、今度は私の植えた花のほうだ。

こちらも何でこんなにみすぼらしい事になっているかと言うと、枯れかかったものもそのままにしているからなのである。

もうグッタリして色なんか茶色くなっていても、緑の部分が残っているとまだ生きていると主張しているみたいで捨てることができない。

なので死に損ないの花がたくさん残っており、何とも不吉な庭である。

花と言うものは本来、もっとこう、キラキラはつらつとしたイメージのものである。

死に損ないを捨てることはできなかったが、枯れた花の部分だけ切ることにした。

これでずいぶん蘇った感じがする。

ところで去年から死に損なっている花があったが、なんと今年また咲いたものが2つあるのだ。

咲いたといっても瀕死だが、私は感動した。

こんな事があるから、死に損ないを捨てないのである。

スィーユーネクストイヤーEE:AEAAB

庭をいじるのは結構楽しい。

本格的に暑くなる前に、今年こそカタバミ戦にケリをつけたい。

開戦は来週じゃEE:AE47B

首洗って待っとけや。