家族の忘年会である。
仕事納めで午前だけ出勤のダンナと駅で待ち合わせ、昼ご飯を食べてからカラオケだ。
昼ご飯は以前から気になってたうどん屋の定食。
初めて入った店だったが、これが凄い。凄いボリュームで、食べ放題のあと程に苦しくなってしまった。
前回、ビールだけで帰って来たのが好評だったので今回もそのつもりでいたのだが、こんなに苦しくてはビールが入らない。
テンションも下がりきって、結局最初の1時間は歌えなかった。
不可抗力である。ワインにチェンジだ。こうなったらとっとと酔うしかない。
4時間のパックだったが、一時間出遅れたので歌い足らない。延長だ。
ワインのカラフェを次々と追加する私を見て娘ぶー子は恐れをなし、先に帰ってしまった。
頑張った甲斐があって、ベロンベロンの酔っ払いが5時間で出来上がった。
あんなに苦しくなるほど昼ご飯を食べたのだ。今回はラーメンはなんてあり得ないと言っていたのに、習慣とは恐ろしい。
ラーメンとチャーシュー丼を食べてしまった。
バスがなかったのでタクシーで帰ったが、もうこのあたりで記憶もボロボロである。
気がついたら家のベッドで寝ていた。
「昨日は酷かったね・・・。」
わかってる。
覚えてないが、この覚えてなさ加減がヤバいのだ。
「タクシーでね、」「ダメダメッ!!お願い、言わないで!!」
タクシーで何があったのかはわからないが、激しく知りたくない。非常に嫌な予感がするのだ。
世の中、知らない方が良い事もある。
私は声を大にして言いたいが、どうぞ酒に酔わない心優しい皆さん、記憶を無くした酔っ払いに事実を話すことは控えてくださいませ。
床に放ってあるバッグを見たら、中が空っぽであった。
何も入ってないのだ。ええっ!?どこへ??
「家に入る時に鍵がなかったみたいで、バッグをひっくりかえして道路に全部ブチまけてたよ・・・。俺、それ全部持って帰ったんだよ。」
ひ~~~、なくなったものはないか??
酷い二日酔いだ。
1日、酒臭いと言われ通しだ。
いや、参りました。
やっぱりもうカラオケでワインは止める。
そのためにはカラオケの前に食べ過ぎないようにしなくてはならない。