たまげた。
まぁ嫌な予感はしていた。
だから、ある程度は覚悟してたが。
体重が、過去最高値を叩き出してしまった。
しくった、ぬかった、甘かったか。
実は、ここに時々コメントをくれるみやっちさんのオススメで、豆乳ジュースのダイエットを続けていた。
朝食代わりに400ccの豆乳ジュースを飲むだけである。
効率を良くするために私は自己流で、朝晩2回に分けて飲むようにしていた。
朝食の代わりに置き換えても、私の場合、もともと朝はほとんどまともに食べていなかったので、カロリーを抑える効果があまりないと思ったのだ。
なので、朝は豆乳ジュース200cc、昼は好きなもの、晩ご飯の前に豆乳ジュース200cc。
しかし、豆乳ジュースは魔法のジュースなどではないのだ。
いくら1日400cc飲んでも、今まで通り夜にガツガツ食べていたら、効果は望めない。
なので、晩ご飯は「ガツガツ」から「食べ過ぎないように」に変更だ。
そうなのだ。
ダイエットの結果を左右する大きな要素は、「ダイエットをしている」という意識を持つところにあるのだ。
「これをやってるから大丈夫」と悪い部分を変えなければ、大した効果はない。
逆に「せっかくダイエットしてるのだから」と余計なものを食べないようにしたり、ちょっと多く体を動かしたりするその意識が大切なのだ。
と言うことに気がついた。
こう言うと「じゃあダイエットの内容なんて何でもいいのか」という事になるが、確かにそういうところもあるだろう。
意識さえ持てれば、もしかしたらダイエットなど必要ないのかもしれない。
豆乳ジュースとは、豆乳200cc+野菜ジュース200ccである。
ダンナもぶー子もこれを聞いて「げえ・・・。」と絶句した。
私もオエッと思ったが、軽い気持ちで飲んでみたら、これがなかなかおいしかったのだ。
そしてドロンとしているので結構お腹にたまる。
しかし、豆乳ジュースを飲みながらも脂っこい晩ご飯を食べることは止められなかった。
食べる楽しみを我慢するなんて、私には無理だ。
ほどほどに太らなければいい、ほどほどにダイエットでいい。
そう思っていたのだが、1週間ほどして大きな変化が訪れた。
夜の豆乳ジュースを飲んだら、腹が膨らんで苦しくなってしまったのだ。
楽しみにしていた晩ご飯も、苦しくてほとんど食べられなかった。
次の日もその次の日も同じであった。
恐らく細々としたものでも、「ダイエット意識」が功を奏していたのだろう。
きっと胃が小さくなってきたのだ。
みやっちさんは、毎日体重を計るように、とも言っていた。
これもダイエットの意識を高める効果があっただろう。
何より、少しずつ減っていくことが楽しくて、ますます頑張ろうという気持ちになるのだ。
ぽ子は順調に痩せていった。
ぶー子は事あるごとに「太ってしまえ!!」と呪いの言葉を吐いた。
ところがだ。
週末は好き放題食べていた。
まぁ1週間かけて戻せばいいと思っていたのだ。
実際、週末だけではそれほどの増加ではなかった。
しかし、週が明けても飽食が止められない。
太っても豆乳ジュースがあるからいいや。
豆乳ジュースはいつからか魔法のジュースになっていた。
しかし、豆乳ジュースは豆乳ジュースで、魔法のジュースではない。
久しぶりに体重計に乗ってぶったまげた。
この1週間で3キロ太っていたのだ。
確かにずっと飲み続けであった。
飲めば食べてしまう。
そして二日酔いでまた食べてしまう。
その繰り返しであった。
やり直しだ。
元を正せば酒である。
酒なんて、ロクな目に合いやしない。
朝は起きれないし喉は渇くし、飲み過ぎると頭は痛くなるし、かったるくてやる気は出ないし。
その上ハイカロリー、ノーリターンである。
今週は金曜まで飲まない。
もう1回、痩せます・・・。