B級映画の定義は良くわからないが、こういうのをB級というのだろうか。
監督:藤田容介
キャスト: 木村佳乃、岡田義徳
あり得ないほど不器用で抜けている女性あかりを取り巻く、ひと癖もふた癖もある仲間達の物語である。
人を脅かすことが大好きで、いつか凄いオバケ屋敷をつくる夢を見ている照男と、堅実な会社員の道を歩むお人よしの久信。
痴呆か鬱かと心配していたらフラッと家を出てしまった照男の父。
川辺に住むホームレスに、照男の父が経営する古本屋にやってくる面々。
ストーリーという程のものはない。
この愛すべき人たちの人間模様を楽しむだけである。
そういう意味ではテンポも悪く退屈とも言えるが、みんな強烈な個性を持っていて、実に面白い。
ひたすら「ボケ」の映画である。
「て、ありえね~~!!」「で、そうなる??」と、突っ込みどころ満載である。
ただ、このボケの味がわからなければ、全くつまらないだろう。
何が言いたい?何でそうなるの?などと、真面目に考えてはいけない。
独特の運び方なので、人を選ぶ映画だろう。
私はまぁ楽しんだと思う。
荒川良々 扮する主人公照男が実にいい味を出していて、笑える。
着ているセーターの柄だけで、最後まで突っ込めた。
まぁあまり期待して観るものではないと思う。
絶対につまらない前提でみれば、ものすごく面白いと思う。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ 不思議!
ぶー子のオススメ度 ★★☆☆☆ 微妙・・・。