人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

全然大丈夫

B級映画の定義は良くわからないが、こういうのをB級というのだろうか。

            

  

      監督:藤田容介

      キャスト: 木村佳乃、岡田義徳

あり得ないほど不器用で抜けている女性あかりを取り巻く、ひと癖もふた癖もある仲間達の物語である。

人を脅かすことが大好きで、いつか凄いオバケ屋敷をつくる夢を見ている照男と、堅実な会社員の道を歩むお人よしの久信。

痴呆か鬱かと心配していたらフラッと家を出てしまった照男の父。

川辺に住むホームレスに、照男の父が経営する古本屋にやってくる面々。

ストーリーという程のものはない。

この愛すべき人たちの人間模様を楽しむだけである。

そういう意味ではテンポも悪く退屈とも言えるが、みんな強烈な個性を持っていて、実に面白い。

ひたすら「ボケ」の映画である。

「て、ありえね~~!!」「で、そうなる??」と、突っ込みどころ満載である。

ただ、このボケの味がわからなければ、全くつまらないだろう。

何が言いたい?何でそうなるの?などと、真面目に考えてはいけない。

独特の運び方なので、人を選ぶ映画だろう。

私はまぁ楽しんだと思う。

荒川良々 扮する主人公照男が実にいい味を出していて、笑える。

着ているセーターの柄だけで、最後まで突っ込めた。

まぁあまり期待して観るものではないと思う。

絶対につまらない前提でみれば、ものすごく面白いと思う。

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ 不思議!

ぶー子のオススメ度 ★★☆☆☆ 微妙・・・。