人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

月曜日。

どうも眠くてかったるいと思ったら、月曜日であった。

月曜日だと気付いたら、なお眠くてかったるくなった。

だから月曜日は嫌いなのだ。

昨夜は早めに布団に入り、気持ち良く眠れるように読書をする事にした。

「TOKYO1週間・9月26日号 安うまKING特集」だ。

キャンプに行った時に買ったのだが、帰ってきたら見当たらず

キャンプ道具と一緒にしまい込んでしまったと思っていたら

タンスの上の、夏服と脱ぎっぱなしの服の下から、先日現れたのだ。

しかし本題の「安うまKING」にたどり着く前に眠くなってしまった。

どうしても先が気になるので、眠いのを我慢して「安うま」だけ見たが

大晦日に無理して起きている子供と同じである。

目に映ってはいたが、それだけであった。

早く寝れば良かった。

雨だ。

エルが転院してから、電車の面会では初めてだな。

寒い。服がない。

カッコつけた服は寒い。

暖かい服はカッコ悪い。

だから冬はイヤじゃ。

ダンナと兼用のトレーナーを着て行く。

西川口に着いた。

バスを待つ。

いくらわかりにくいバスでももうこれ以上困った事にはならないだろうと思っていた。

毎度同じ時間帯のバスに乗っているのだ。

ところがまだ奴らは勘弁してくれなかった。

どうも遅いとは思ったが、気にしないで乗った。

「循環」なのだから、どれに乗ってもいずれ着くのだ。

後から乗った人が運転手に「これ何時のバス?」と聞いていたが、

どうやら雨で遅れているらしい。

「循環」ということに気を取られて行き先を見なかったが、

「K小学校には停まりますか?」と聞いたら、停まると言ったのだ。

だったら停まるだろう。

バスは走り出し順調に進んでいたが、もうすぐ降りるところだという手前でバスは右折した。

え?

おいおいおいおい・・・とまごまごしているうちにもバスはどんどん進んで行く。

もうどうしようもない。

これは「循環」だ、ぐるぐる回るのだ、ぐるぐる回るうちにいつか着くだろう(涙)

本当にぐるっと回った。

ぐるっと回って「K小学校」の方に戻って来たのだ。

もう一体何なんだ。

悪意に満ちたバスコースばかりだ。

「出してももう大丈夫ですよ。この頃はマッサージの時も出してますし。」と看護師さんが言ってくれたので、

今日はエルをついに酸素室ケースから出してみた。

ふたまわりぐらい大きくなっていた。

しかしすぐに呼吸がブカブカし出したのでケースに戻した。

後はいつもの通りだ。

帰りに武蔵野線でウトウトし、バスでエルを思い出し、

家で誰も食べないような残り物を食べ、仕事に行く。

単調な仕事を残業までやって、家に帰り眠くなる。

あっと言う間だ。

晩ご飯はラーメンだ。

月曜日はやる気が出ないので、これからはラーメンにしようと決めた。

トッピングにしようと思って買った小ネギが、切ろうと思ってまな板に乗せたらニラだった。

「しまった」と思うと同時に「やった、切らなくて済む」と思ってしまった。

もう12時になる。

今日こそ早く寝ようと思っていたのに、皿洗って明日の支度をしないと。