携帯が早速壊れました。
壊れたと言うほどひどい目に合ったわけではないのですが、まぁCメールができなくなったと。
半額で大喜びする人間なんだから、無料が使えないなんて我慢がならない。
はやいとこ、修理に出そう。
で、スタンプラリーに行った日に駅前に出たので、帰りに出しました。
ニンニクを盛ったラーメンを食べた直後で、auのお姉さんには大変申し訳ない。
修理中に貸してくれる携帯にデータを移すのに20分ほどかかりますと言われ、
その20分も待てずに居酒屋へ入った。
20分後に今度は酒臭い息をかけることになり、いや、ほんとうにこりゃもう不可抗力で。
修理中に貸してくれた携帯は、娘ぶー子が前に使っていたのと全く同じものでした。
愛着があるようで、彼女はまだ目覚ましに使っている。
・・・こりゃあいい、何かに使えそうだ、ヒッヒッヒ。
どうも下らない事やいじわるな事をしたくなる。
まあゆっくり考えよう。
そして「軽く」のつもりが結構え~具合になるまで飲んでしまいました。
家に着いたら「チャーシュー力」のラーメンとつまみと酒でお腹がパンパンだったので
着くなりぶー子と話をしながら部屋の真ん中でズボンを脱いだ。
そしたら「ゴロッ」と何かが転がった。
しまった!!携帯が!!お尻のポケットに入れておいたの忘れてた!
こんな所で見つかったら「しょうもない事(未定)」ができなくなる!
とっさに慌てて携帯を拾い、サッと後ろに隠したが、ぶー子は見逃さなかった。
「なにそれ?」
「別に。」
「・・・ちょっと見せなよ。」ズカズカ寄ってくる。
「何でもねえよッ!」凄んでみたが効果なし。私の両手を掴んで「モノ」を見ようと必死だ。
「ねーえっ!!ねーーーー、見ーせーてーよーー!!」
「やだぽん。」しまった、おちゃらけたら逆効果だ。だんだん怒ってきた。
「ねーーー!!もーーーー!!何で隠すの!!」
「何でそんなに知りたいの!!」
「隠すから知りたくなるんじゃん!!ねーーー!!」
知りたがるから隠したくなるんじゃん、イヒヒ・・・。
「もーーー!!」うわっ、バカ力出してきた。
やばい、取られる、ええい、ここだ!パンツに入れる。これなら手を出せまい。
「んんーーーーー!!」
うわっ、手、突っ込んで来るよ、アンタ、パンツだよ、母親のパンツ!!
負けじと私ももっと股間部に押し込む。
「きったねえ!!」参ったか。
「もーー!!おとーさん!!何なの!!ねえ!!」今度はダンナに攻撃を変えた。
「ねえねえねえ!!」
「えっ、えっ。」ダンナはタジタジだ。「ぽ子、もう教えてあげなさい~。」
ダンナの口からは言わない。やはり私は怖いのか。
「やだよー。」
「あああああ!!!」
こんなに発狂したのは初めてだろう。悪いけど面白い。私は酔っていたのだ。
「ぽ子!!」
「やだ!!」
「ぐあああ!!」
とうとうぶー子はダンナを部屋の外へ連れ出して、私が来られないようにドアをしっかり押さえた。
うぅ・・・。開かない。くそ。
私はビデオカメラを持ってきて、ガラスの部分から撮影を試みた。
「おとーーーさんっ!!何なの!?ねえ、おしえてよ!!!」
おぉ・・・撮れる撮れる。
「!!」お、気づいた。手で隠す。まだギャーギャー言っている。
ヘヘン、見えなくてもこのギャーギャーをしっかり録ってやる。
「ぶー子、もうほらちゃんと教えるから。ぽ子!!もう教えてあげなさい!!」
ヒッヒッヒッヒッヒ。
もう酔っ払ってるのでおかしくて仕方がない。
「----!!」もうぶー子は半ベだ。
なんでそんなにムキになるんだろう。
「ぽ子!!」
はいはいはい、しょうがないねぇ、私はパンツの中からほい、っと携帯を手渡した。
ビビッて引くかと思ったのによほど知りたかったのだろう。
しっかり握り締め、「これどうしたのォ・・・。」と言う。
ここでやっと事情を説明してやったのだ。
あー、大変だった。
何だったんだ、一体。