人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

寝た気がしない・・・。

昨日、布団に入ったのは1時頃だっただろーか。

本当はもうちょっと早く寝たかったんだけど

ちょっと酔ってきてしまい、ダラダラ起きていた。

あぁ、もっと早く布団に入るべきだった。

先に寝たダンナはもう爆睡している・・・不安だ。

今はまだ大人しく寝ているけどそのうちガオガオもしくはフガッと言い出すんじゃないか・・・。

電気を消す。あんまり眠くないなぁ。

とにかくイビキが始まる前に早く寝てしまわないと。

ウトウト・・・。会社の人達が浮かんできた。

おー、夢っぽいぞ、寝れそうだ。

・・・・・バシッ!!

うわ、何だ??超ビックリした。

ダンナが頭をポリポリ掻いている。

もう、何でなんだ、寝ぼけて動く時はいつも突然で乱暴だ。

心臓バクバクいっている。

あー、気持ち良く寝れそうだったのに、このタイミングで起こされると

これからなかなか寝れないパターンだ。

またいつ動き出すか、イビキが始まるか、緊張して眠れないのだ。

案の定、ウトウトするとグゴー・・・フガーと始まる。

頼むよほんとに。

横向きに転がす。真横よりちょっと仰向けぎみがイビキ封じのベストポーズだ。

・・・グゴー。もうちょっとこっちか?

・・・ガガー。行き過ぎか?じゃこっち。

こっちだって眠いから「グオー」とポイントがはずれたことを知らせる音が鳴るとかなりイライラする。

イライラするので余計に眠れない。

やっとウトウトした頃にグゴーと鳴る。そのくり返しだ。

まくらをつっかえ棒ににしたり、自分の頭をダンナの背中にかまして固定したり

色々努力はしたけど今夜は報われない。

「もぉ・・・うるさいーー!!」

本人も意識してないのだから仕方ないんだけど、こっちはもう限界だ。

他で寝よう。

娘ぶー子の部屋は下が床で、前回痛くて寒い思いをした。

1階の和室があいてるけど、誰もいない1階で寝るのは怖いなぁ。

しばらくウトウトしながらガオー封じに努めつつ考えたけど

なかなか決心がつかない。

ぽ子はオバケが怖いんだよ~。

ウトウト・・・グゴー。

もうイヤだ!!1階で寝るっ。時計を見たらなんと3時15分だった。

1階の和室にあったマットレスを敷き、そこにまくらと毛布を1枚。

寒い。怖い。・・・猫を連れてきた。

ミはすぐ戻っていったけどラはうまく捕まえた。

一緒にこのまま寝よう。怖くない、怖くない・・・。

ガタン!タタタタタ・・・。

う、ミが・・・遊び出したぞ。

ブオリッブオリッ!!爪といでるよ・・・うるせー・・・。

カシャ、あ、流しに入ってるな、この・・・。

そのうち布団の中のラも起き出して2匹で運動会が始まった。

う・・・うるさい・・・。

時計を見ると「うしみつどき」という言葉を思い出してしまいそうで見れず、

一体何時まで起きてたのかわかりません。

あぁ早く昼寝したい。

まだ夜も明けてないのに思うのでした。