第1部、第2部合わせての、3時間にもなるインドの大作だ。
人は、悲しい時だけ泣く訳じゃないと実感する。
監督:ラージクマール・ヒラーニ
キャスト: アーミル・カーン、R・マドハヴァン
大学時代の同級生に会えるというので、呼び出されたファルハーンとラージュー。
インドの秀才が集まるICE大学の寮で同室だったランチョーは、10年前に行方不明になっていたのだ。
一風変わったランチョーは、成績重視の学校や社会のシステムに大きな疑問を持っていて、ファルハーンやラージューにもそれを示してくれた。
共感したふたりとの絆も強くなっていくが、家族の期待を背負うファルハーンとラージューは、この成績至上主義に抗うことができない。
そんな中、退学の危機に・・・。
学校生活を回想しつつ、10年前に消えたランチョーを追うファルハーンとラージュー。
彼らの友情が嫌味なく心地良い。
コメディタッチの軽さの中に、「こうあるべきもの」という芯があるので、ブレずにしっかりした仕上がりになっていた。
ストーリーも上質で、とても清らかなものを見た気がする。
ハートフルな涙をどうぞ。
ぽ子のおすすめ ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★★