人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

きっと、うまくいく

第1部、第2部合わせての、3時間にもなるインドの大作だ。 

人は、悲しい時だけ泣く訳じゃないと実感する。

   

  監督:ラージクマール・ヒラーニ

  キャスト: アーミル・カーン、R・マドハヴァン

大学時代の同級生に会えるというので、呼び出されたファルハーンとラージュー。

インドの秀才が集まるICE大学の寮で同室だったランチョーは、10年前に行方不明になっていたのだ。

一風変わったランチョーは、成績重視の学校や社会のシステムに大きな疑問を持っていて、ファルハーンやラージューにもそれを示してくれた。

共感したふたりとの絆も強くなっていくが、家族の期待を背負うファルハーンとラージューは、この成績至上主義に抗うことができない。

そんな中、退学の危機に・・・。

学校生活を回想しつつ、10年前に消えたランチョーを追うファルハーンとラージュー。

彼らの友情が嫌味なく心地良い。

コメディタッチの軽さの中に、「こうあるべきもの」という芯があるので、ブレずにしっかりした仕上がりになっていた。

ストーリーも上質で、とても清らかなものを見た気がする。

ハートフルな涙をどうぞ。

ぽ子のおすすめ ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★★★