父のことを書くのに、私自身はためらいはない。
しかし父は私だけの父ではない。父の尊厳もある。なので、どこまでおおっぴらにしていいものなのか、迷うところだ。
さりとて今後父は私の生活に大きく関わってくることになると思うので、触れない訳にはいかないだろう。
正直私自身結構シンドイので洗いざらい書いてしまいたいが、ボーダーが分からないうちはザックリに留めておくことにする。
なので歯切れの悪い文章になりますが。
父の望むことと、私が望むことは違う。
私の「良かれ」は、必ずしも父にとって良いことではないのだ。
それが例え、父にとって不便であったり危険であったりしても、父は自分の思うとおりに生きていたいのだ。
私にできることは、父の生活を快適にすることではなく、父の望みを叶えること。
でもそれが父の生きる道を、余計に難しくする。
寄り添いながら助けていく道を模索している。
そんなもんあるのかよ、と叫び出したくなるが、もうなるようにしかならないと腹を決めた。
これは父の人生なのだ。
そして私の人生でもある。
父は父の人生を生き、私は私の人生を生きる。
このスタンスを忘れないようにしたい。