本当に残念なことであった。楽しみにしていたバンドの打ち上げに、体調が悪くて行かれなかったのである。
遠慮がちに出掛けて行ったダンナは、帰りのバスで爆睡して終点まで行ってしまったとのこと。
よりによって、行き先は一番遠い所沢であった(笑)
上り電車はなかったのか、タクシーで帰宅。
行きたかったお店での打ち上げだったので、ダンナには持ち帰りをいくつかお願いしてあったのだ。
持って帰って来たのは、その半分であった。まぁ正直、盛り上がって忘れるだろうと思っていたので、悪くない結果である。
でもこれ、それを知ってたメンバーが、到着するなり頼んでおいてくれたものだと後で分かった。
それにしても、きゅうりとお新香が心残りである。
翌日。
床で倒れて寝ていた割には、元気なダンナであった。
しかし・・・。
それにしても・・・。
臭いEE:AEB64
猛烈に、臭い。
「ニンニク食べたEE:AEB2F」
「うん、鶏皮ニンニクEE:AE5BE」
鶏皮ニンニク。私も大好きなものだ。チャンスがあれば、良く食べている。
私は翌日、こんな強烈な臭いを発していたのか。
今さらだが、ショックであった。
ニンニクが臭いという事は知っている。
それでも、それを込みで分かっていても食べたくなる魔力があるのだ。
鶏皮ニンニクの次に臭いそうなのは、ラーメンに入れる生ニンニクか。しょっちゅう食べてたぞ。
これまではダンナも一緒に同じものを食べ、同じ時に同じ臭いを発していたのだ。同化して気付かなかった。
あり得ん。
大変な罪を犯してしていた。
ときに、ネットの掲示板などで夫の悪口を良く目にするが、非常に多いのが「臭い」である。
そんなにみんな臭いものなのか、嫌うあまりにそんな気がしているんじゃないかと勘ぐっていたが、もしかしたらそれは、ニンニク臭じゃないか。
「臭い」などとコキ下ろされる夫は、恐らく家庭には寄り付かない→外で食事なり酒のつまみなりを食べて来ることになるのだが、恐らく自分が発するであろう臭いには無頓着なので、気にせずニンニクを食べる。
結果夫だけが臭い、妻が顔をしかめるのである。
この日、音楽室で映画鑑賞をしたのだが、観終わってかなり時間が経ってからまた部屋に入っても、まだ臭っていた。
その発生源はもうないのに、臭っているのである。恐るべし。
普通「残り香」というと、かぐわしき花の香りかオーデコロンかというイメージだが、この臭い。
私が死んで、どこかでニンニク臭を嗅いだ時に、人は私を思い出すのだろうか。あ~、ぽ子さんてこんな臭いしてたよね。遠い目。
それでもまだ、ニンニクの誘惑には抗い難い。
私は緑の粒を、ダンナに飲んでもらった。ブレスケアの一番強いヤツだ。
一応これまでこれでケアしてきたが、効果があるのならこれまで通りニンニクを食べてもいいんじゃないか。
結果、効果はあった。
ただ、完全ではない。
ブレスケアを飲んだ時点でもう結構時間が経っていたことを考えると、上書きされたのは、6割ぐらいか。
それでもかなり良くはなった。
騒音に、安い耳栓ぐらいな感じか。
翌日になっても、ダンナはまだほのかに臭いを発していた。
教訓。
鶏皮ニンニクを食べるのは、その後二日間人に会う予定がない前提。
か、その後二日間に会う予定の人にも食べさせるかだ。
我慢するぐらいなら、その線を狙いたい。