人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

金曜日の作戦

さて、酒のない金曜日を乗り越えられるか。

金曜日に書いた日記である。

土日の爆飲みに備え、金曜の酒を抜くことにしたのだった。

こんな事は過去にあっただろうか。

それほど、酒飲みには重いポジションの「休前日」。

しかし毎週の深酒に、いい加減参っていたのである・・・・・。

何か代替がなければ、乗り越えられないだろう。

その結果思いついたのが「食べまくって寝てしまう」というしょうもない案だったのだが、果たしてそれは成功した。

その晩、私達は食べ放題に行くことにしたのだ。

行きたかったお店ではあったが、第一の目的は食の楽しみではない。量への挑戦だ。

ここで果てるほど、食べなくてはならない。

こうなったら全てを食べつくすつもりで、サラダから手を付ける。

いつもなら本能のまま肉に直行するが、全部食べる勢いだ。

漏れなく皿に盛り、平らげたら肉、揚げ物へ。

意外とハズレが多く、勢いが落ちる。

つけ麺、カレー。とどめだ。余力があったらおかわりに続け。

ヴィシソワーズなんて洒落た冷製スープもあるじゃないか。

美味しいEE:AEAC5

インスタントな味だが、これはこれでいい。こういう世界があってもいいじゃないか。

しかしちょっとつけ麺の汁が濃かった。

ダシを足してのばし、今度は美味しくなって全部飲み干してしまった。

ここで決定的な変化が起こった。

苦しい。

食べ過ぎたか。というより、水分が一気に行ったのがいけなかったか。急にお腹が膨らんで、痛苦しくなってきたのだ。

つ、つらいEE:AE5B1

満腹の先にあるのは幸福ではないぞEE:AE5B1

いたたたたた・・・・・、うう・・・。

さすがにこれじゃ酒どころではないが、不快にも程がある。やりすぎ。

背中を伸ばすことすらできず、腰を曲げて唸りながら帰りの車に乗った。運転なんかできるダンナに余力を感じ、手を抜いたんじゃないかと恨めしくなってくる。

痛い、苦しい、口から出て来る言葉はそれだけだ。頭も体も、それだけでいっぱいである。

酒どころではない、もう何もする気力もなくベッドに直行した。着替えるのも苦行である。

病人だ。

こんな苦痛は病人と変わりはしない。二日酔いと並んで病人認定すべきである、食べ過ぎ。

こうして楽しいはずの金曜日が終わった。

努力の甲斐あり土曜日は生かせたが、朝ご飯はバイキング(笑)

帰ったらまた寝てしまうという・・・。