さて、酒のない金曜日を乗り越えられるか。
金曜日に書いた日記である。
土日の爆飲みに備え、金曜の酒を抜くことにしたのだった。
こんな事は過去にあっただろうか。
それほど、酒飲みには重いポジションの「休前日」。
しかし毎週の深酒に、いい加減参っていたのである・・・・・。
何か代替がなければ、乗り越えられないだろう。
その結果思いついたのが「食べまくって寝てしまう」というしょうもない案だったのだが、果たしてそれは成功した。
その晩、私達は食べ放題に行くことにしたのだ。
行きたかったお店ではあったが、第一の目的は食の楽しみではない。量への挑戦だ。
ここで果てるほど、食べなくてはならない。
こうなったら全てを食べつくすつもりで、サラダから手を付ける。
いつもなら本能のまま肉に直行するが、全部食べる勢いだ。
漏れなく皿に盛り、平らげたら肉、揚げ物へ。
意外とハズレが多く、勢いが落ちる。
つけ麺、カレー。とどめだ。余力があったらおかわりに続け。
ヴィシソワーズなんて洒落た冷製スープもあるじゃないか。
美味しいEE:AEAC5
インスタントな味だが、これはこれでいい。こういう世界があってもいいじゃないか。
しかしちょっとつけ麺の汁が濃かった。
ダシを足してのばし、今度は美味しくなって全部飲み干してしまった。
ここで決定的な変化が起こった。
苦しい。
食べ過ぎたか。というより、水分が一気に行ったのがいけなかったか。急にお腹が膨らんで、痛苦しくなってきたのだ。
つ、つらいEE:AE5B1
満腹の先にあるのは幸福ではないぞEE:AE5B1
いたたたたた・・・・・、うう・・・。
さすがにこれじゃ酒どころではないが、不快にも程がある。やりすぎ。
背中を伸ばすことすらできず、腰を曲げて唸りながら帰りの車に乗った。運転なんかできるダンナに余力を感じ、手を抜いたんじゃないかと恨めしくなってくる。
痛い、苦しい、口から出て来る言葉はそれだけだ。頭も体も、それだけでいっぱいである。
酒どころではない、もう何もする気力もなくベッドに直行した。着替えるのも苦行である。
病人だ。
こんな苦痛は病人と変わりはしない。二日酔いと並んで病人認定すべきである、食べ過ぎ。
こうして楽しいはずの金曜日が終わった。
努力の甲斐あり土曜日は生かせたが、朝ご飯はバイキング(笑)
帰ったらまた寝てしまうという・・・。