熟眠アラームというアプリを使っている。
スマホにもともと入っていたアラームが最近バカになってきたので、こっちのアラームを使うことにしたのである。睡眠データもとれて、一石二鳥。
これはおとといの夜のデータだが、ご覧いただきたい。
赤い帯の時間帯は、覚醒していると判断された時間帯である。
寝覚めの気分はいかがですか?いい訳がない。
一体この夜に、何が起こっていたのか。
寝入りばなになかなか寝付けないのは毎度のことだ。それが恐らく最初の赤帯。
次の2時半頃の赤は、記憶にない。一緒に寝ているエルに時々起こされるので、それで目が覚めたのかもしれない。
そして4時前から1時間ほど、細切れに私を寝かさなかったもの。
ム~~~ン・・・・・。
イラッEE:AE4E5
もう10月だ。
肌寒くなり、私は布団を肩までかけて寝ていた。
秋も深まってきたこんな夜に、蚊が飛んでいるのである。
一度認知してしまうと、本当に忌々しい奴である。野放しにすれば、不快感しかもたらさない結果になるであろう。
しかし眠い。
野放しにしない、ということは、私が何か行動を起こさなくてはならないということだ。
睡魔が勝ち、私は布団を頭からかぶることで防御した。
しかし考える。
朝までこの体制でいられるとは思えない。そのうち体のどの部分かが、必ず布団から出るであろう。その間、奴の食い放題である。分かっていながら、みすみす食い放題とは。
ええい、同じ忌々しいなら痒くない方を選ぶEE:AE4E5
観念してリビングまで行き、蚊取りベープを取って来る。
見ると中の薬剤はあまり残っていない。そもそも何年も取り替えた記憶がないが、効くのだろうか。
考えても仕方がない、これしかないのだ。
おまじないでもいい、さしあたって私はぐっすり寝たい。こいつが飛んでいると思うと、寝るに寝れないのだ。飛んでると思わないで済むなら、もうそれだけでもいい。
しかしこの瀕死のベープとの信頼関係は薄く、こういった結果になってしまったのである。
寝不足でゲンナリして起きる。
顔を洗おうと洗面台に向かい、鏡を見る。
そこにはお岩さんのような顔になった私がいた。
左瞼と左手の中指の第二関節、首、額の端。
季節外れの蚊は、ダイ・ハードである。