人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

残党はダイ・ハード

  

熟眠アラームというアプリを使っている。

スマホにもともと入っていたアラームが最近バカになってきたので、こっちのアラームを使うことにしたのである。睡眠データもとれて、一石二鳥。

これはおとといの夜のデータだが、ご覧いただきたい。

赤い帯の時間帯は、覚醒していると判断された時間帯である。

寝覚めの気分はいかがですか?いい訳がない。

一体この夜に、何が起こっていたのか。

寝入りばなになかなか寝付けないのは毎度のことだ。それが恐らく最初の赤帯。

次の2時半頃の赤は、記憶にない。一緒に寝ているエルに時々起こされるので、それで目が覚めたのかもしれない。

そして4時前から1時間ほど、細切れに私を寝かさなかったもの。

ム~~~ン・・・・・。

イラッEE:AE4E5

もう10月だ。

肌寒くなり、私は布団を肩までかけて寝ていた。

秋も深まってきたこんな夜に、が飛んでいるのである。

一度認知してしまうと、本当に忌々しい奴である。野放しにすれば、不快感しかもたらさない結果になるであろう。

しかし眠い。

野放しにしない、ということは、私が何か行動を起こさなくてはならないということだ。

睡魔が勝ち、私は布団を頭からかぶることで防御した。

しかし考える。

朝までこの体制でいられるとは思えない。そのうち体のどの部分かが、必ず布団から出るであろう。その間、奴の食い放題である。分かっていながら、みすみす食い放題とは。

ええい、同じ忌々しいなら痒くない方を選ぶEE:AE4E5

観念してリビングまで行き、蚊取りベープを取って来る。

見ると中の薬剤はあまり残っていない。そもそも何年も取り替えた記憶がないが、効くのだろうか。

考えても仕方がない、これしかないのだ。

おまじないでもいい、さしあたって私はぐっすり寝たい。こいつが飛んでいると思うと、寝るに寝れないのだ。飛んでると思わないで済むなら、もうそれだけでもいい。

しかしこの瀕死のベープとの信頼関係は薄く、こういった結果になってしまったのである。

寝不足でゲンナリして起きる。

顔を洗おうと洗面台に向かい、鏡を見る。

そこにはお岩さんのような顔になった私がいた。

左瞼と左手の中指の第二関節、首、額の端。

季節外れの蚊は、ダイ・ハードである。