なんと・・・・・・・・・。
これは・・・・・・・・・。
ひどい・・・・・・・・・。
2階の寝室で寝っ転がってスマホをいじっていた罰か。
下りてみたらこんなことになっていた。
中身は、鶏肉とキドニービーンズのトマト煮だ。
犯人は、猫である。誰かは分からない。
一緒に寝室にいたエルではないことは確かだが、残った3匹はどいつもシレッとして何事もなかったかのように寝ている。
猫の場合、叱るのは現行犯でないと意味がないそうだ。てめーの仕業であることを忘れてしまうらしい。おめでたいことで。
そのせいで、叱るにも叱れない。
怒りのやり場がないのである。
食材は無駄になる。
作った手間も無駄になる
自分の食い扶持が減る。
これを片づけなくてはならない。
救いがあるとしたら鍋が倒れていなかったことだが、それにしてもこの状況は、私に深いダメージを負わせた。
猫らにその意図があったとしたら、彼らの勝利である。
まるで殺人現場じゃないか・・・。
そんなことを思いながら、淡々と片づけていった。深追いすると、怒りが噴出してしまいそうだ。
実は一番悪いのは、鶏肉の入った鍋を空腹の猫と放置して、facebookに興じていた自分なのである。それも、わざわざ寝室のベッドで寝っ転がって。
それを認めるのが嫌だから、私は淡々とただ、床を拭いていたのである・・・。