正直、あまりそそられるタイトルではなかったのだが、なかなかの高評価を得ているようなので、観てみることにしたのだ。
監督:トム・フーパー
キャスト:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ
第2次世界大戦開戦前のイギリス。
次期国王としての資質にかけるデイヴィッド王子と吃音(どもり)の弟アルバート王子を残して、ジョージ5世はこの世を去る。
自動的にデイヴィットが国王となるが、彼は「王家にふさわしくない女性」との結婚のことしか頭にはなかった。
アルバートが国王になるべきだという雰囲気の中、当のアルバートはあがいていた。
自分は国王になどなれる人間ではない。
そもそも吃音で、スピーチひとつまとものできないのだ。
しかしこのままでは国が駄目になってしまう・・・。
アルバートの吃音の治療を施していたのは、一般市民であり、医者の資格もないオーストラリア人のローグ。
ローグはアルバートの中に、幼い頃のトラウマを見る。
吃音は心の病気と捉え、アルバート王子に自信をつけさせようと試みるのだが、受け入れてもらえず衝突すること多々。
そんな中、ドイツとの開戦が迫り、一世一代のスピーチの舞台がやってくるのだった。
プレッシャーで押しつぶされそうなアルバート。
ローグは彼を救えるのか。
う~~~~ん。
まったりムードで少々退屈だったEE:AE4E6
実話とのことだが、フィクションだったら面白い部分はあまり見つけることはできない。実話だからこそまだ、興味深いものはあった、という程度になる。
登場人物は個性があって、その辺は見ていて面白くはあった。
誇り高く短気なアルバートに、飄々としたローグの受け答えが微笑ましい。
しかし、ここ一番の緊張の場面が「スピーチ」なので、さほどの緊張感もなく、刺激も感動もほどほど、という感じ。
う~~~~ん。まぁまぁ、かな。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆