人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

熱のテクノロジー

  

こんばんは。サンタイザベル・ぽ子、昨日飲めなかった分を今取り返しております。

正月だからと言って特にやることもなく、毎年このグダグダ感をどこか楽しんでいるところがある。

今、夜の8時半だが、飲みながらガキ使の録画を見て、テレビを見て、ダンナが休眠したところである。

休眠だ、このあと叩き起こす。正月だから、容赦はしない。

別に隠すつもりではなかったのだが、前回の失敗を踏まえて安定するまでここに書かなかったことがある。

実は、娘ぶー子がまた家を出た。

去年の暮れである。突然だ。本人にとっても私達親にとっても。

とはいっても二度目である。前回は一週間で帰って来たのだ、今回もホリデー感覚で戻ってくる可能性があったのであえてここでは書かなかったのである。

曲がりなりにも安定したようなのでとりあえず書くが、「曲りなり」だ。

間違えても「良かったですね」などと言わないようにEE:AEB64

それでもこの正月に戻ってきて話を聞くと、何とか頑張ってるようでちょっと安心した。

それ食えやれ食えと、田舎のばあちゃん状態である。

恐らく家を出て完全に昼夜逆転したのであろうぶー子は、朝、私達が寝ている間に帰ってきて、夕方に起こして酒宴に加わるコースであった。

私がぶー子を起こした時の第一声は「太っちゃった」であるが、そのくせ凄い食べた。

今日も初詣に行こうと起したら起きもせず、「ラーメン食べに行く」と言っても「お腹いっぱいだからいい」と言い(ダンナとぶー子は私が寝ている間にチャーハンを食いよったらしい、悔しい)、「横濱家(近所のラーメン屋である)に行くけど」と言うと、「えっ、横濱家!?」と言ってガバと起きた。

くそう、食通でもラーメン通でもないが、ここで横濱家の名前を出さなくてはならないのは個人的には屈辱である。

そして、ここで私はダンナとぶー子、双方に罠をかけた。

ぶー子は横濱家なら好きだから来るだろうと言って、なくても済む出費のところを、寝ているのにわざわざ連れてきたのだ。

そしてぶー子には、「おとんを『しまむら(低級激安洋服店である)』に連れて行きたい。あんたが言って、私がたたみ込む」と誘惑した。

しまむらに行けば、ぶー子の分もダンナが出すだろうという暗黙の了解込みである。

妥協のつもりで行った横濱家もそこそこ満足、そのまま思惑通りに「しまむら」だ。

結局誰も気に入った服はなく、散財の危機は免れたが、その中で私は安いながらも新しい挑戦をしてみたのだ。

もう今さらという感じの商品だが、いわゆるヒートテックというものを試してみたかったのだ。

最近の服は薄手のものが多く、トレーナーとパーカーを禁じられた身にはキツい。

一体ヒートテックとは、いかにヒートテックなのだろうか。

ちなみに、厳密に言うと私が買ったのはヒートテックではなく、「ファイバーヒート」という二番か三番煎じだ。値段も安い。

「しまむら」から帰ると早速飲み始めるわけだが、こたつがあるのでエアコンもファンヒーターもいらずに済んでいる。尻が痛いが。

しかし今ダンナが布団に行き、私はパソコンデスクに向かう。

部屋はいつもならヒーターのスイッチを入れたくなる温度だが、上着を羽織ってしのぐあたりである。

ここで思いついたのが、先ほど買ったヒートテックならぬファイバーヒートだ。

いつもならモコモコの上着を着て、膝まであるモコモコの靴下を履くところである。

そこを、靴下だけ履いて、上着は着ない代わりにかのファイバーヒートを下に着ることにした。

その時に来ていたのは、ザ・フーのロンT一枚である。

ロンTの首が結構ガバガバに開いていたのでそのあたりの冷えが心配だったが、今、全く普通に暖かい。

上着、いらない。すごいぞファイバーヒート、780円。

やはり首の辺りは何もないのでスースーするが、ここにマフラーでも巻いたら寝れるぐらいだ。

こたつ、ファイバーヒート、モコモコのハイソックス。

この3つで今年の冬は楽に切り抜けられそうな手応えだ。