人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

アタック・・・

花粉症の症状に、「モーニングアタック」というものがある。

朝、目が覚めると同時に襲ってくるくしゃみ、鼻ムズ、鼻タレである。

不思議なもので気が付かなければ意外と平気なのだが、「ハッ、そう言えば花粉・・・。」と思った途端にブアーッと奴らは襲ってくるのだ。

なので私は夜中だろうが目が覚めたらまずティッシュを取る。

恐らく気の持ちようが大きいだろうから、まじない的にそれを手に持っておくのだ。

しかし今朝はとても「気の持ちよう」とは思えない攻撃であった。

薬により楽になったと思っていたので、精神的なダメージが大きい。

そして奴らは精神的な部分を容赦なく責めてくるので、このままでは思うツボだ。

時計を見ると11時だった。

薬を飲む時間をとうに過ぎている。

薬っ、薬っ。

私は起きてリビングに走る。

体を起こして動き回るだけで、症状はかなり治まってくる。

そして、薬を飲んで事なきを得た。

もうそろそろ「アレロック」の力を信じてもいいだろう。

例年ならこの後散々な目に合っているはずだ。

しかももうかなり酒を飲んでいるが、鼻がつまるような事にはなっていない。

やっと自分に合う薬が見つかったのだ。

眠気は強いが、花粉症の症状が出るよりよっぽどマシだ。

鼻に空気が通る喜び。

味が分かる喜び、言葉が通じる喜び。

今年はなんとかなりそうな予感だ。