もう本当に地獄である、月曜日。
飲まず食わずでいいから1日寝てられたら幸せだが、そうなるとますます地獄度の上がった火曜日が訪れる事だろう。
つまるところ、今日を今日のうちに乗り越えるしかないのだ。
6時半にも7時にも、8時半にも10時にも目は覚めたが、どうしても起きれない。
キレ気味に「もう今日の午前は捨てた」と決心したのは10時半である。
そして11時にやっとベッドを出る。
いくら家事を投げたと言っても、やらなきゃならない事もある。
今夜の晩ご飯と明日の晩ご飯を考える事だ。
仕事帰りに買い出ししなくてはならないのだ。
考えるだけ、という全く労働力のいらない作業だが、頭がまるで動かない。
料理本をパラパラめくるがテンションは月曜日、どんな料理も気が進まない。
もういいや、適当で。
つまり鍋に決定。
金が無いので野菜鍋だ。
で明日の晩ご飯は・・・あぁもう止めた!!やめやめ。
超ムッカつくッ、献立ファック~~!!
月曜に起きるなり無理をしたので、頭がパンクした。
全てがどうでも良くなってしまった。
誰かブン殴ってやりたいな、こんちくしょう。
こんな調子なので仕事に出るのも嫌だったかと言えば、実はそうでもなかった。
この状態から脱するには「覚醒」が必要なのだ。
まっとうな世界に戻らなくてはならない。
布団の中の甘い世界、または夜のアルコールが作り出す夢のような時間。
それらから完全に離れて、ご飯を考えたりご飯の材料を買ってきたりご飯を作ったりする世界に戻るのだ。
戻ってしまえばどうって事のない話だ。
しかし、この一線が近くて遠い。
越えたい一線であり、越えたくない一線でもある。
もしかしたらそれを自分で選べないからつらいのかもしれないが、仕事だ。
仕事に行けば嫌でも覚醒するだろう。
そんな希望があったので、かったるかったが医者にでも行くつもりで家を出た。
で、帰ってきたら元気になっていたかといえば、それもなかった。
ますます疲れてやる気がなくなり、家につくなりソファにヘタり込んでしまった。
興奮してまとわりついてきたエルが、鬼のような勢いで私の脇の下を前足で掘り、満員電車の座席に尻から入り込む大阪のオバチャンの如く、そこに潜り込んで丸くなった。
決まった、寝るッ。
こんなテンションで起きていたら誰か殺してしまいそうだ。
グー。
しかし得てしてこう言う時に限って環境がそれを許さないものだ。
数分おきのメール。
ダンナからだが、眠いと言っているのに、18時、18時3分、5分、7分、8分、14分、16分、19分とよこした。
これにケリがつくと会社の仲間からメール。
こっちにケリがつくと猫がお腹の上でケンカを始めたので、諦めて起きる事にしたのだ。
腹が立ったので、賞味期限が12日前に切れたハムにマヨネーズをかけて食べた。
週末の暴飲暴食を悔いていたところだが、マヨネーズがナンボのもんじゃい、かかってきやがれ体脂肪ッ。
そのくせどうせ夜は眠れないのだ。
本当に忌々しい月曜日である。